大地震、津波そして原発事故から早くも3ヶ月が経とうとしています。
原発事故のおかげで復興もすべて遅れているのが現状です。
たらればは言いたくないがもし原発事故がなければ復興のスピードも桁違いに早かったと思います。
しかも放射能もれは現在進行形です。収束するどころか毎日状況が悪くなりもはや人類が手が出せないと言う事態に陥っています。
人類が制御不可能だと言う事実を知っても原発で利益を得る人々はその事実をみようともせず今も原発を推進しているまさに異常な事態です。
空気は汚染され海も汚染され続け収束のメドすら立っていないのが悲しいですが現実です。
3ヶ月経った今も高濃度汚染地区に住み続けている人達もいます。
国の対応をみているとチェルノブイリ事故時の旧ソ連の対応より酷いと思います。
先週のブログにも書きましたが高濃度に汚染された食物の流通もザル状態である現状をみると本当にそう思います。
事故後、海に放出された放射線物質はヨウ素やセシウムだけではありません。
人類最悪の毒性があると言われているプルトニウムやストロンチウムの海水での測定や分析値はほとんど発表されていません。
プルトニウム239のα線はウラン235の38,000倍でたった0.00005gでも体内に吸い込んだら終わりだと言われています。
ストロンチウムはカルシウムのように魚の骨に吸収され、その魚を食べた人間の骨に吸収され、白血病になると言われています。
半減期は長く、しかも食物連鎖を通じて生物濃縮が起こります。
放射性原子は、プランクトンで2,000倍に濃縮され、そのプランクトンを食べた魚では40,000倍、魚を食べた鳥で350,000倍になります。
これを食べた人間にどのように影響を与えるかについて、疫学的な証拠がピッツバーグ大学のスターングラース教授によって提出されています。
1958年以来運転しているシッピングポート原子力発電所の周辺でのガンの発生率を、ペンシルバニア州保健省の資料を用いて調べたものだが、58年以来10年間に、アメリカ全体ではガンの発生率は8%増、ペンシルバニア州全体では11%増であったのに対して、この発電所からオハイオ川沿いに1マイル下流のミドランドという町では184%増、35マイル下流の町で35%増、シッピングポート周辺から牛乳の供給を受けているピッツバーグ市で31%増、シッピングポートを含むビーバー県全体では39%増となっている。
恥ずかしながら私は福島の原発事故前までは食の安全に関しては何ら注意をしてませんでした。
いろいろなブログを読み自分なりに信頼出来る情報を集めてきたつもりですがもしかしたら間違った情報もあるかと思います。
しかし、野菜や魚の食品に対する安全性は疑問を持たざるを得ない状況だと感じています。同じようにそう感じている方々も沢山いらっしゃると思います。
その証拠にこのブログでも引用させて頂いた食の安全に関してさまざまな情報を提供して下さっている方々が大勢いらっしゃいます。 貴重な情報を頂き頭が下がる思いです。
マスコミは風評被害と言うが現状の安全基準と検査体制がザルのような状態で食品が市場に出回っている事実をみてほんとうに安全だと言えるのでしょうか?
風評被害だと言いきれるのでしょうか?
福島産の野菜等を復興の手助けと言って積極的に買われている人もいます。
もちろんそれは個人の自由ですが少なくても現状の検査体制や安全基準では子供達にだけは食べさせないで下さい。
大人の無知で高濃度に汚染された食品を食べたとしてもそれは自己責任ですが子供達にはそれを判断する方法がないからです。
選択肢はないのです。
日本の暫定規制値を国民が納得いくレベルで下げ更に安全な検査システムを確立する事が本当に風評被害で泣く農家を救済する事にもつながると思います。
現在の暫定規制値は異常だと思います。
例えば野菜類の放射性セシウムの日本の摂取制限指標値は500Bq/Kg(ベクレル/キロ)WHO基準10Bq/Kg(ベクレル/キロ)の50倍です。
放射性ヨウ素の日本の摂取制限指標値は2,000Bq/Kg(ベクレル/キロ)で200倍です。
しかも子供も大人も同じ数値です。
ドイツでは子供達に対して4Bq/kg(ベクレル/キロ)以下のセシウム137を含む飲食物を与えないように推奨されております。
政府が言うようにただちには健康に影響が出ないかもしれませんが5年後、10年後に癌を含め健康に害を及ぼす確率は確実に上がる事だけは間違いないと思います。
小出さんが言われているように1mSv(ミリシーベルト)の放射線を一年浴びると10,000人に一人が癌になる計算。
おおざっぱに人間が100年生きるとすると100人に一人が癌になるリスクは我慢しないさいって言うのが年間1ミリシーベルトの考え方です。
同じ計算方法で年間20ミリシーベルトになると5人に一人は癌で死ぬ計算になります。
1kgあたりセシウム500ベクレル、ヨウ素2,000ベクレルは一年間で17mSv(ミリシーベルト)の実行量になると厚生労働省も認めています。
年間20mSv外部被曝量もさることながら内部被曝をもっと真剣に考える時期にきていると思います。
私は放射線に関しては素人ですが自分に出来る事はないかとずっと考えてきました。
長年、金属関係の企画の仕事をやってまいりましたがこの原発事故をきっかけに根本的に見直し今の世の中の少しでも役に立つような仕事をしたいとずっと考えてきました。
今、一番大切な事は将来を担う子供達を守る事だと思います。
具体的には少しでも子供達の被曝量を減らせるにはどうしたらよいかと言う事を考えてきました。
それに向け今、着々と準備を進めておりますが難題が山ほどあります。
しかし負けずに一番良い方法を模索中です。
ブログの内容に関しましても出来るだけ食の安全をメインにアップしていきたいと思います。