九州旅行のメインは温泉でした。
訪れたのは、阿蘇の小国(おぐに)町にある、はげの湯温泉。
このあたりの宿は、源泉掛け流しです。
はげの湯温泉の名前の由来を宿の人に尋ねたかったのですが、
後から調べたら、温泉の蒸気のために草木が育たない”はげ地”だったことが
その由来のようです。
宿泊したのは、「たけの蔵」という宿。
地元でも人気で、なかなか予約が取れないそうです。
古民家の木材を利用した古風な造りなのですが、
大変清潔で、隅々まできれいです。
自然に囲まれ素晴らしい景色を楽しみながら入る露天風呂。
この宿は硫黄泉でしたが、このあたりはたくさんの源泉があるようで、
宿によって泉質は異なるそうです。
部屋には専用の檜の露天風呂が付いていました。
聞こえるのは、虫の声、風の音、お湯の溢れ出る音・・
誰にも邪魔されず、いつまでもゆったりと温泉に浸かりました。
あぁぁ・・なんと贅沢なひと時でしょう。
料理も最高に美味しく、ボリュームも満点でした。
厳選された馬刺し、トマトの白ワイン煮、手作り豆腐、などなど、
どれも料理長のこだわりが伝わってきます。
この宿で出している焼酎も大変良いものでした。
宿の方々はみなさんとても気遣いが細やかで、温かく、
笑顔に癒されます。
部屋も布団も大変清潔で心地良く、熟睡できました。
心のこもったおもてなしって、こういうことなんですね。
こんな素敵な宿に巡り合えて幸せです。