映像詩

デジタル映像による心の表現
(映像作品制作を通して感じたこと)

4551-霊獣の彫刻

2025年01月24日 | 30秒の心象風景

 神社の社殿や寺院の仏殿では、様々な彫刻が見られます。江戸時代になると、豊かで多彩な表現が増えてきます。原初の形を維持した古社にはないものが加わって来るのです。これは、神仏が習合した信仰の形から生み出されてきたものでしょう。八幡宮などは、天平時代から仏教と関わり、神仏が習合した形で取り込まれていったことが解る文化財が幾つもあります。仏殿を装飾した霊獣は社殿建築にも加えられるようになったのでしょう。獅子や龍はその代表で、仏殿はもとより社殿建築でも普通に見られます。多彩な彫刻群で知られる岩戸神社の本殿には、獅子や龍以外に、孔雀や麒麟と思われる像もあります。その表情も多彩で、建築の一部というより、独立した彫刻作品を楽しむような気持ちになります。

 

 

30秒の心象風景29910・角のある霊獣~岩戸神社~
https://youtu.be/P6gIhKRngUc


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