テレビで、白隠禅師の達磨図を取り上げた美術番組を見た。座禅を勧めるために多くの達磨の絵を残したという逸話とその作品のいくつかが紹介されていた。その説明では何万枚という絵を残したのだという。絵を描くのが目的では無く、禅を広めることを目的に書いて、人に与えたのだという。その絵は、禅の修行、悟りとともに変化しているという。また、別の番組では江戸時代の僧、円空が残した彫刻・仏像について取り上げていた。これはすべて木彫で、何万体も彫ったらしい。多くは庶民の身近に置かれるものとして残されている。これもその造形のすごさは、制作を重ねる中で変化していったのだと思われる。
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