何がきっかけで楽しみが始まるかわかりません。辻川山の短歌の森で、歌碑を映像収録したことで万葉集の世界を旅する面白さを知りました。収録した歌碑の映像を、毎日一作ずつ映像作品としてまとめることが日課になっています。今回で16作品目です。16首の歌から、万葉集への色んな入り口が見えてきました。まず、古い時代の日本語の表現に接することが新鮮な驚きになっています。描かれた内容は人が目にする風景描写のようで、そこに心情が読み込まれているのです。草や木の花が読み込まれることが多いでしょうか。どのように読むのか、発音するのか、古くから読み継がれてきた文化をひもとく現代の研究者による解説をもとに、自分なりに、映像表現してみようという試みが続いています。その作業は、自分自身の中での新たな発見となるです。高橋虫麻呂という作家について興味がわいてきました。
30秒の心象風景27053・万葉集の歌碑16(高橋虫麻呂)~短歌の森~
https://youtu.be/kp1a0XznC_A