今では、すぐ目の前を自動車が走り抜ける車道になっている場所です。それもかなりの通行量です。車の途切れたと思える時間がありません。そこにバス停もあります。書写吹・置塩坂という名前です。朝の7時台から夜の11頃まで、Ⅰ時間に一本、2本の時間帯もあります。バスの運行数も多い方でしょうか。そのすぐ南に書写山への登山道があります。そんな山裾の狭い場所に祀られているのがお地蔵様で、お堂と呼べそうな立派な覆い屋を備えています。案内板には書写吹石仏とあって、一つは文明の年号が刻まれた古いものです。お地蔵様の座像のようですが、文化財の案内には半伽像とありました。いずれにしても立ち姿ではないもので、中肉彫りの表現も古い印象を与えます。その斜め奥にもう一体のお地蔵様がありますが、こちらは丸彫りの立ち姿のお地蔵様です。こちらも立派な覆い屋を備えていますが、案内には、詳細が記されていません。
30秒の心象風景27041・もう一つの地蔵~書写吹石仏~
https://youtu.be/RWIndSshEMw