４８時間ルールの壁。

セカンドオピニオンの先生は整形外科の医師で、
骨転移の専門家でもあります。
その先生のお話です。

「４８時間ルール」

私達医者の中では暗黙の４８時間ルールというものがあり、
下半身に麻痺が出始めたら４８時間以内に受診し、手術しないと、
立ったり座ったり歩いたりという機能回復は無理であり、
患者側も「医者が言うのだから」と、あきらめてしまう。
でも実際は、麻痺して１ヶ月以上過ぎてからでも回復できることがあることを、
皆さんに知って欲しいし、広めたいと思っています！


というお話でした。驚きです。
主人が前立腺癌の骨転移であるとわかってから、
毎日のようにネットでいろいろ調べましたが、
そんな話はまったく出て来ません。
もちろん４８時間ルールなどは出てこないでしょうけど、
希望の持てる内容の記事はゼロに等しいです。（患者さんのブログは別として）
主人の主治医の泌尿器科の先生も、整形外科の先生も、
「歩けません。無理です。」と断言なさいましたから。


主人の場合、「俺は絶対歩いてみせる！」という強い意志と、
自分を信じる力がリハビリへの意欲へとつながり、
１年足らずで歩けるようになったんだと思います。
それと負けず嫌いも。


主人は下半身が麻痺してから自宅で寝たきりになり、
整体（理学療法）の先生に往診に来てもらってました。
そのうち何秒か正座できるようになり、
（骨がスカスカだったのに、骨折しなくてほんと良かった）
回復しているような気にもなりました。
でもそれは大きな間違いで、もっと早く病院に行っていれば、
手術なりなんなり手は打てたのかもしれない、と思っていました。
今更そのことを悔やむ気持ちはないんですが、
やっぱりどこか心にひっかかっているのも確かでした。
でも先生のお話を聞いて、そうか～手遅れではなかったんだと、
心が楽になりました。

素晴らしい先生との出会いに感謝します。
有難うございます。

Mameshiba     　　　　





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