花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

志の輔らくご in ACT

2014年10月28日 | 古典芸能
土曜月曜と2日間 赤坂ACTシアター「志の輔らくご」へでかけた。
土曜日が初日。
この日は母と一緒。
今回の赤坂ACTシアターは、「大忠臣蔵」に「中村仲蔵」
「中村仲蔵」はここで3回目となるそうだ。
そういえば、以前ここでやった新作落語。志の輔でもやらかしちゃうんだ。ってってくらい収集つかずって回にであいましたが、現在は「中村仲蔵」をきかせる赤坂ACTシアター「志の輔らくご」に定着したらしい。

「志の輔らくご」というと、1ヶ月やるPARCOのほかに銀座プラス1会場に出かけていたけれど、
今はPARCOにプラス1会場ってチケット入手が困難きわまりない。
今回もほぼ満席立ち見も出ていた。

「中村仲蔵」という落語。いろいろな人が高座にかけるわけだが、
最近では、志の輔できいたという印象が一番強いかもしれない。
でも確かほかにも聞いていることには間違いないのだけれど。。。。。

今回この噺に加えて私のなかで印象にのこったのは、「大忠臣蔵」と銘打った「仮名手本忠臣蔵 」のあらすじ10段目。
天河屋義平が、「天河屋の義平は男でござるぞ」という台詞があるそうで、実際にも
天野屋利兵衛は大阪の商人で、吉良邸討ち入りの際、赤穂義士を支援をしたとされる人物で「天野屋利兵衛は男でござる」というのだそうだ。、歴史の史実からすればフィクションの部分であるものの確かにいたとされてるそうな。
歌舞伎で通しでも観たことのなかった10段目。

母のはなしによれば、以前はこの場面よく聞いた、見たんだそうな。
映画やら講談やら、「そうじゃなければ、私が知っている訳ないでしょ!」と母。
そんな話をする母がうらやましかったりする。

そういえば以前は「遅かりし由良之助」って言い方、「遅い~~~~!」っていうところに祖父などが、なにげに使ったりしてたけど今だったら「それなに?由良之助」ってなるんだろうな。って思わず。

また、志の輔も話のなかで「20世紀には「忠臣蔵」をしらない日本人はいなかったけれど、今、渋谷のセンター街あたりじゃ『ただおみぞう?』ってよむ子がいる!」ってそうそう、時代は変わっております。

でもそんな笑いも交えながらの浴衣で登場し料金外の「大忠臣蔵」に
ここからが料金のうちという「中村仲蔵」。


2日間行って、ご本人もおしゃってましたが、「大忠臣蔵」と「中村仲蔵」アレンジの仕方がちがってました。ただそれは2回いかなければわからない。でもその日その日が面白い仕上げ方。
流石です。

予定表に時間は書かれていまししたが、両日ともに15分の休憩はさんで3時間。
「中村仲蔵」すごい役者だったんでしょうねえ。
最下級の稲荷町から名題にまで出世した役者さん。
その成功物語を、堪能した2日間でした。

帰り道「又聞きたいね」って声を聞き。
だからチケがとれなくなるんだってば!
思わず。


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