花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

蛮幽鬼

2009年10月27日 | 芝居
新橋演舞場 InoueKabuki Shochiku-mix ということで
劇団新幹線の舞台

なんだか中学生の時夢中になって読んだ『モンテ・クリスト伯』をイメージしていたら、そうだったようだ。
ただ白髪ということから江戸川乱歩の「白髪鬼」もなんとなく思い出したけど、あちらは棺桶だったよなあとかすかに思う。
最近、あの新幹線ならではの音使いが、少々耳にあわずで舞台は敬遠気味だったのだけれど、上川隆也出演ということで、結局、前楽に出かけた私だ。
新聞評あたりでは、出演者はそれぞれ好演であるが、作品はそこそこといった感じにとれた。
批評というもの、同じ作品でも様々な評があるが、今回は書かれてることに確かにうなづいた。
作品としては、『モンテ・クリスト伯』に作品が重なったことで、そうだったのか、やはりと思わせられ、そこに、サジというそのモテクリスト伯を影で操ろうとしてる奇妙な男の登場や、さらにもう一人おなじように自分が大君を影で操ろうとする男の登場などを絡ませて・・この絡ませるに当たって、サジの存在が大きいのは、堺雅人という役者が褒められている事に思わず納得。
飄々とした男なれど、殺人においては、右にでるものなし、そして憎むべき国を滅ぼさんとするための策略家は、モンテ・クリスト伯×モンテ・クリスト伯ってなところを匠に見せる。

もちろんそんな堺雅人のサジをみつつ、目的の上川隆也演じる伊達土門そして飛頭蛮を見る。
無実の罪で監獄島に流されて・・白髪に、ってここで単純にモンテ・クリスト伯を重ねたのだけど・・実は、ストーリーに関係なく、森山開次このように長かったシルバーのように白いヘアースタイルを今のようにもどしたままでいるのかな。
ってチラッと思ってしまった私。
どうも脱線しがちだ。

脱線というと今回、刀衣(とうい)という役で早乙女太一が出演してるのだけど、彼の太刀裁き・・綺麗ですねえ。あれじゃ人はたぶん切ってない、その前に切れないだろうけど、美しさはさすが!!ぴか一!! 久々気持ちいい~~っと感じるものだった。
太刀だけでなく、身のこなしもすごい。若さももちろん彼の今の財産だけど
やっぱり基本があるってすごい。決まっていました。
ただ一方笑顔がこの子こんなになかったけ?ってカーテンコールでみんなの笑顔のなかクールすぎる彼が印象にのこった。

ってなんやかや、舞台というより役者さん個々が印象にのこっている。
もちろん上川隆也の飛頭蛮も。

2階にあった像あれは?
一瞬釈迦の弟子であり息子とも言われる「羅ご羅」像か?って
羅ご羅はありえないけど、思わす写真をとった。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿