わくわく!バンジージャンプするっ!

好きなものや気になることについていろいろ語ってみようと思います。

冗談のように長かった『冗談』の読書感想文を書こう

2008-01-31 10:23:07 | 読書録
今朝は落ち着かなくてですね・・・。
実はウリ宇宙人の押さえ私立高校(イマドキ滑り止めとは言わないのです。
の合格発表が。
イマドキ昨日試験で今朝の9時WEB上で合格発表
時代は進歩しております。
・・・で。
おかげさまで合格しておりました~。(号泣
ひとつは今月半ばに切符いただいていたんですが。
今日の切符の方が持ってて安心な上手くいけば7年有効の切符ですので。
喜びもひとしお
来月の公立の切符もらえたらお財布大喜びなんですけど・・。
まだまだ心配は続く・・・バトルも続くのです・・・。

もとい。

FC会員のご注文された皆さんには届きましたでしょうか。
そうですね・・・中身については・・非公開なのかな?
すてきな写真、可愛い写真・・・読みどころ満載。
しばらくゆっくり眺めたいと思います。

さて。

日々記事を書いているわりにはやりかけのことが多くて。
自分のいい加減な性格にほとほと呆れかえる今日この頃ですが。
今日はそのひとつ
『冗談』の読書感想文を書きたいと思います。
これ、会報の中で彼が最近読んで面白かった本ということで紹介してくれたんですよね~。
あと、二冊あった。
辻仁成の「ピアニッシモ」
ポール・オースターの「リヴァイアサン」
この2冊は結構早い段階で完食
感想は記事上げそこなったんだよな・・

「ピアニッシモ」はちょうど主人公我が家の宇宙人とダブる部分あり。
とても読みやすかったけど
何だかって感じだった記憶が。
どちらかのコメ欄にさらっと書いた記憶が・・・不確か。

「リヴァイアサン」は面白かったんですが。
彼はどうしてああいう自虐的に自分を追い詰めるような破滅的なガラス細工のような主人公に惹かれるんですかね・・・。
この小説の主人公はとても多面的で複雑で繊細で・・・演じたら確かに演じ甲斐の
ありそうな人物。
そういう目で読んでいるのかな・・。
奔放にセックスを楽しむ場面もあり。大人の小説ね・・・って感じ。
結構相手人妻でも平気なキャラ多し。(爆)
現実で倫理観のしがらみから抑えられた欲望がムクムク?
・・・・・ノーコメント(笑)
これは結構すぐに読める翻訳もの苦手な私でもな作品でした。


そして。
問題のこれ。
ミラン・クンデラ著『冗談』
翻訳もの苦手だし。
上下二段に分かれているハードカバーのぶ厚い小説。
気後れするも・・・やっぱり彼の嗜好を感じておきたい・・・。
その一心から必死に食い下がりました。

そんな私の感想が参考になるとも思えませんが・・せっかく読んだので。
この作者
あの有名な「存在の耐えられない軽さ」の原作書かれているんですね。
・・・といえど。
案の定「存在の耐えられない軽さ」・・・・未見です。
いずれ。
そんなことから彼がこれを選んだのか・・・それはわかりませんが。
で、感想。
実に・・・・・・・・わかりにくかった。
私が翻訳本が苦手なのはその一種独特の文体が苦手ということもあるのですが
(読みなれた人にはわからないですよね・・・・この悩み・・しゅん
登場人物の名前が覚えられないというのが致命的なんですよね。
何で太郎は覚えられてヤロスラフは覚えられないのか・・
それは私の脳みそが単純すぎるのか・・。
とにかく読みなれてないものを手探りに読んでいく作業で、
恐ろしく時間がかかりました。
普通の小説を読むように流して読んでいくと、全然ストーリーも主人公の感情の流れもわからなくなってしまって、
何度も戻って読み直したりしましたね。
この小説、チェコの歴史が大きく絡んでいて、そのあたりがわからないと話が充分に理解できないかもしれません。
わからないながら読み始め、読み進めると登場人物たちの人生がどのように交差しているのかわかるようになってきます。
そのあたりまで行くとお話しが面白くなってきました。
そしてやはり。
この主人公ルドヴィークももう混沌とした人です。
本当はそんな人じゃないかもしれなかったのにある「冗談」がきっかけで?
すべてが狂ってしまう。
狂った人生に嘆き翻弄され、ずっと過去を背負い続ける・・・。
複雑な時代背景と政治思想と哲学・・愛と欲望渦巻く超大作。
とても大きい中に一人の主人公の人生がある。
多くの人々のそれぞれの人生がある。
もう、この本一冊の中にいろんなことが盛りだくさんに入っていて。
おそらく、こんなに時間をかけて読んでも、私がこの本について理解したのは
ほんのほんの一部だった気がしています。
やっぱり彼はこれを読んでルドヴィーク演じてみたいって思うのかな・・。
彼の女性観についてどう思うんだろう・・・。
結構しんどい人生だし。
彼の感想も聞いてみたいなぁ~。

次は「犯人に告ぐ」の予定。

また、紹介してくれるといいなぁ~と思うのでした。




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10 Comments

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すご~い♪ (ひらりママ)
2008-01-31 13:40:16
haruさ~ん U。・x・)ノ チワン!

まずは、宇宙人くん(笑)合格おめでとう

★:゜*☆※>('-'*)♪オメデトウ♪(*'-')<※★:゜*☆

良かったね♪そんな時期なのね~~
家は、遠い昔の事だから(笑)忘れてたけど、受験生をお持ちのお母さんは大変だよね。

凄~い!凄~い!「冗談」読み終えたのね♪
私は、図書館で、あの本を見たとたん、無理って諦めたよ(笑)
他の2冊は読んだけど、リヴァイアサンも、なんかチンプン・カンプンだった・・・
彼が読んだ本でなければ、絶対に読まなかったな~
私も、「犯人につぐ」予約してるけど、未だに図書館から電話が来ない・・・

家にも、昨日届いたよ
まだ、半分しか、読んでないけど、あの感動が、思い出されるわん
本も良かったけど、やっぱりDVDで、もう1度見た~い♪
早く、DVD発売にならないかな~
返信する
おめでとうございます! (ももりゅう)
2008-01-31 14:12:51
haruさん、こんにちは~!

息子さん、高校入試合格おめでとうございます♪
第一希望ではないにしろ、本当に良かったです。
まずは一安心ですね。

我が家にもアリーナツアーBOOK、昨日届きました。
どの写真も素敵だし、裏話も満載で楽しめました。

haruさん、本当に映画もたくさんご覧になっているし、
本もたくさん読んでらっしゃいますね。
お仕事もしていらっしゃるのに。

私はなかなか本や映画まで行き着きません。
ネットと録画した韓ドラぐらいで精一杯。
でもharuさんのレビューを読ませて頂いて、少しでも読んだり観たりした気になっちゃってます。
いつもありがとうございます。
尊敬です。


返信する
おめでとうございます。 (mirai125)
2008-01-31 19:11:53
haruさん、息子さん合格おめでとうございます。

haruさんも一安心ですね。
それにしても高校入試のいろいろ進化しているんですね。驚きです。

「犯人に告ぐ」以外読んでいません。
「犯人・・」も随分前に読んだのですっかり頭の
中から消え去っています。
頭の消しゴムの進み具合が半端ではありません。

トビずれですが明日「陰日向に咲く」を見に行ってきます。小説は軽くすーと読めます。
返信する
ありがとうです~ (ひらりママさんへ)
2008-02-01 10:09:35
ひらりママさん、コメ&ご祝辞ありがとうです~。
やっと・・・ちょっとほっとしておりますが。
まだ、先があるので
「うれしさも中くらいなりおらが春」
状態でございます。

で。いやはや。
もうこれは執念でしたね。
だって読んでも読んでもわかんないんだもん。
何度読み直したことか・・・
彼がらみじゃなかったら一生手に取ることはない類の本だと思います。

この本が面白いかということより
この本を面白いと思う彼の思考回路が凄いなって思いました。
是非、どこがどういう風に面白いと思ったのか聞きたい。
奥深すぎです。

で、写真集届きましたね~。
うんうん。
動いてるの観たい・・・
でも、まさかDVD出さないつもりじゃないよね・・
って時々不安がよぎるのはなじぇかしら・・・
売るなら発表だけでも早くして欲しいですね。
返信する
家事恐怖症です (ももりゅうさんへ)
2008-02-01 10:42:49
ももりゅうさん、コメ&ご祝辞ありがとうです~。
はい。一安心。早くふた安心したい。

写真集届きましたね~。
眺めながらふと思ったんですけど。
イベントはファン限定じゃなかったのに
どうしてあの本はFC会員限定なんですかね・・。
ま、大人の事情がいろいろあるんでしょうけど。
あの場にいたFC会員じゃない人も見たいだろうな~って・・・見たい人は入会すればいいのか。
ま、大変ですね。

で。
私の映画三昧、読書三昧の生活ですが。
家事は家に家族がいる時にしかほぼやりません。
これ見よがしにやって「働いている」ふりします。(爆)
みんな出かけちゃうと遊び放題な悪い母。ふふ。
ドラマは見るのに時間が掛かるのでほとんど見ていませんね。
見たいものもあるんですけど・・・。
なかなか行き着きません。
仕事ひとつ辞めて仕事に割いていた時間が激減したのでその時間遊んでいるからでしょうか。
この記事も感想書いてないし。(笑)
あまりお役に立ってるとも思えず、恐縮です。
でも、読んでいて思ったのは
彼はきっと心の中にたくさんの葛藤を抱えているのか
・・・人の心の中についていろいろ考えることが好きな人なんじゃないかということでした。
だからこれからもきっとそういう役を選ぶ気がするんですよね・・。
彼が面白いと言ったものを読んだり見たりすることは私にとっては参考文献を集める作業なのです。




返信する
よく消える消しゴム (mirai125さんへ)
2008-02-01 10:53:44
mirai125さん、コメ&ご祝辞ありがとうございます。
本当にイマドキの受験事情は驚くばかり。
自分の時とは違って親掛かりのことも多く。
これじゃ、子供はいつ親離れするんだろう・・と心配になったりしております。

さて。
犯人に告ぐ・・・これは結構すぐに読めそうですね。
図書館待ちです。
陰日向に咲く・・・これはだいぶ前に予約入れたのですが相変わらず予約待ちです。
主人には「それくらい買えよ」
・・と言われますが。
以前新刊本(今話題の「チームバチスタの栄光」)を発売してすぐ買ってすぐ読んですぐ売りに行ったら(某Book O○F)50円ですって言われて凄いショックで。
それ以来どうしても手元に置いておきたい本以外は極力買わないことにしております。
でも、早く読みたい・・。
陰日向・・私も見たいと思っておりましたがキネ旬の映画評はどれも惨敗でしたね・・。
映画は人それぞれツボが違う(何事もですね)ので見てみないとわからないなぁ・・と思っております。
miraiさんの感想是非お聞きしたいです。
その節はお付き合い下さい~
返信する
おめでとうございます! (sora)
2008-02-02 22:35:16
haruさん、こんばんわ!
なんて、真っ先にお祝いを言わなくてはいけなかったですね!
押さえ私立高校合格おめでとうございます
7年間有効とは魅力的な・・・
楽な道は子どものためにならないと思いながら、子どもが辛い道は親も辛いので苦労せず歩いて欲しいなとも思いますよね!
いやいや・・・宇宙人を装いながらしっかり努力してたんですよ
だって芸術的なペン回しでしたもん。
あ、冗談・・・
放置してる読んだところ忘れた
そう、カタカナの名前って覚えづらい・・・出てくる度に戻んないと(息子に借りた指輪物語でも苦労しました。)
けど、読み切らないと!haruさんの感想読んでちょっと力が出てきた
やっぱり彼は読みながら演じることを考えるのかな?
私は読みながらいつの間にか彼に主人公を演じさせてるかも
返信する
ひと安心ですね (押し花)
2008-02-03 00:00:19
こんばんは、息子さん高校合格おめでとうございます。有効期間が長いのは親も子供も精神的には楽ですが、お財布には負担がかかるかもね。次も大丈夫ですよ、なんたって宇宙人ですから。我が家も随分お財布が軽くなってあたふたしている状態。当人は卒論提出してから遊び放題の毎日だもんね、親は毎日、労働に励んでいるのに・・・

読書のほうは遅々と進まず、辻仁成さんシリーズに浸っています。全部読み終えるか自信がありません、とっても難しそう。haruさんの感想読んで終了かも!

アリーナBOOK 毎日ちょっとずつ楽しんでまーす。Cooking together の中の一枚 haruさんを指名している時の写真と思われますが。どうでしょう? いいな、いいな、彼の瞳の中に映ったもんね。
返信する
恐ろしく時間かかりました。 (soraさんへ)
2008-02-04 09:33:38
soraさん、ここも
で、この本・・もう最後はほぼやけくそ気味に。
何度戻ったことでしょう。
「え?この人誰だっけ?」
「あれ、どうしてそうなったんだっけ?」
一歩進んで二歩下がっておりました。
彼はきっとサクサク読んじゃったんだろうな・・・。

ミラン・クンデラの著書の中でも読みやすい作品だそうです。
こんなに悪戦苦闘した私は足元にも及ばない深~い世界のようです。
しかし・・・これ読んだ彼の感想聞きたいんですよね。
この自尊心が傷ついた主人公をどんな目で眺めたんだろう・・・。
本当に彼の考えていることは計り知れません。
頑張ってくださいね~。

で、ご祝辞ありがとうです。
運命の日を3日後に控え、ゲームに興じる宇宙人
「あと3日経ったら死ぬほどやっていいから、お願いだから勉強してくれ」
と言ったら
「3日後じゃ、息抜きにならない。今やることに意義がある」だって。
落ちたら絶対に「だから勉強しろって言ったのに」
って言ってやる。
バトルは激化しています。(号泣


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親の心子知らず (押し花さんへ)
2008-02-04 09:48:51
押し花さん、コメ&ご祝辞ありがとうです~。
私立は安全パイしか受けなかったので今度の本命が一番の難関です。
宇宙人の運にかけたいと思います。
そう・・親が必死で働いて塾代出しているなんて・・・全然わかってない。
かくいう私も親のありがたみに気がついたのは親になってからですから仕方がないんでしょうね。
辻仁成さんシリーズね。
この家でも前に何冊か取り上げました。
とても面白かったです。
『冗談』は膨大な時間と根気を必要とすると思いますのであまりお勧めはいたしません。
主人公のルドヴィークはずっと辛そうですし。
救いがある本ではないですね。

そして。アリーナブック。
押し花さんに言われて初めて気がついた。
そうですよね。
cookingの時彼の左手で指名されたのは私だけ・・
ってことはこの目の先に私がいたのね
って思うと血圧上がっちゃいました~。

素直に嬉しいです。デヘッ
ご指摘ありがとうです~

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