昨日、年の瀬を感じる。(銀座編)でレスしていただいたmimiraさんのコメントを読んでいて、
むくむくと妄想が・・・仕事中も妄想しっぱなしで。
・・・というわけで今日はビョンホン主演「甘党のノアールな男たち」の話
妄想してみました。
勝手な妄想ですので実際のビョンホンシ・ジウン監督・ワンモ氏とは全く無関係ですのであしからず。
mimiraさん、おかげ様で一日楽しませていただきました~。
主役のモデルはmimiraさんにさせていただきました。
では、召し上がれ。
「甘党のノアールな男たち」
「お疲れ様でした~。」
2月発売の雑誌の対談記事の取材と写真撮影が終わったのは夕方の5時を少し回ったころだった。
「何だか美味しいケーキでも食べたいなぁ~。おい、付き合えよ」
「本当に監督、甘党ですよね。いいですよ。たまには飲みじゃないのもいいですね。」
「どこかいい店、誰か知りませんかねえ?」
・・・そうビョンホンに尋ねられたワンモ理事は何度か取材で顔を合わせていた私に助け舟を求めた。
「じゃあ、あそこ行きましょうか。」
私が思いついたのは「HENRI CHARPANTIER」
かくて、私はD&Gに身を包んだ怪しいニット帽の男二人と保護者風ビジネスマンと共に
4人で「HENRI CHARPANTIER」に向かうこととなった。
実は私は甘いものが苦手である。
この店も連れ合いが大のケーキ好きでよく連れてこられるので知っていたのだが、
静かだし店の雰囲気もいいのでケーキの苦手な私もなかなか気に入っている。
ここに来ると彼はケーキを注文し、私はシャンパンを注文するのがお決まりのスタイル。
今日はさすがにそういうわけにはいくまい。
車を店に横付けしてもらってそそくさと降りる。
夕方にしては比較的店内は空いていてすぐに通してもらえそうだ。
・・と思ったら二人がいない。
店内を慌てて探すとビョンホンはショップでお土産を物色している。
今日のスタッフにお土産だといってチョコフォンデュつきのマドレーヌの詰め合わせを5つも注文していた。
監督はどこに行ったのかと思ったらガラスケースに飾られたお菓子の焼き型を興味深そうに観察している。
その後、ケーキのデコレーションブースに
子どものように嬉しそうに近づいていこうとする二人に「お席用意できたそうで~す。」私は半ば呆れながら声をかけた。
周りの客は少し驚いてはいるものの皆遠慮してか声をかけてくるようなことは無かった。
ギャルソンも配慮して店内の一番奥に席を用意してくれていた。
二人は席に着くとニヤニヤしながらメニューを選び始めた。
「俺はこれにしよう。あとエスプレッソあるかな。」
「ロートレック」を指しながらジウン監督はそういった。
「じゃ、僕はこれかな。あとダージリンの紅茶ね。」
ビョンホンは「チョコレートタルトカカオ63」にしたらしい。
「じゃ、私はブルーベリーのレアチーズケーキとコーヒー」
ワンモ理事どうされます?
「僕は甘いのは苦手だし、もう仕事も今日は終わりだからシャンパンもらっていいですか」
(えっ、ありだった?)
私は少し後悔したが今更変えるわけにもいかないのでやむなくケーキを食べることにした。
店内の内装は二人の好みに合っていたらしくたいそう喜んでくれた。
ディスプレイしてある本を手に取ったりしている。
「ケーキ観ると撮影でチョコレートムースをたくさん食べすぎて気持ちが悪くなりかけたことを思い出しちゃうなぁ。
あの時は監督の影響でコーヒーを一日に何杯も飲んでいたし。
だけどやっぱり僕はコーヒーより紅茶の方が好きだな。
監督は相変わらずですね。」
「俺は酒を飲みに行くならケーキ食べてる方が幸せだね。
見ているだけでもワクワクする。ほら、このケーキなんて実に芸術的だ。」
そういうと監督はディスプレイしてあった本の一ページを興味深そうに指差した。
「この店の廊下の照明はどことなくLa Dolce vita に似てますよね。」
ビョンホンはそういうとケラケラと笑った。
そうこうしているうちにケーキが運ばれてきた。
二人は実に満足げに微笑みながらケーキを食している。
私はというとやはりチーズケーキでさえ一口食べれば充分だった。
一口食べただけで手をつけようとしない私を見て
「あれ、食べないんですか?もったいないな。僕もらっていいですか?」
ビョンホンはいたって自然にそう言った。
「私の食べかけでいいんですか?」
「僕は気にしませんけど。食べてあげた方がケーキだって喜ぶでしょ?」
そういっていたずらっぽく笑うと彼はチーズケーキをパクッと頬張った。
「これも美味しいっすね~。」
それを見ていたジウン監督はおもむろに手を上げギャルソンを呼ぶとこう言った。
「メニューください」
その後、監督は「銀のモンブラン」をビョンホンに見せびらかしながら満足げに
頬張った。
「あ~満足、満足。美味しかった」と満足げなビョンホンにトイレから帰ってきたワンモ理事が言った。
「ビョンホン。ここのトイレ面白いから行って来たら。監督も。」
「えっ、面白いって何が?ちょっと監督行ってきましょうよ」
そういうと二人は嬉しそうに連れ立ってトイレに向かった。
「何だか子どもの引率みたいですね。」
私が笑いながら言うと
ワンモ理事は「本当に。仕事の時とプライベートは全く別人ですね。
仕事が絡むととたんに厳しくなりますから。仕事上の彼は怖いですよ~」
そういうとにやっと笑った。
二人がなかなか戻ってこないので会計を済ませて上がっていくと
二人のいいオジサンがケーキのデコレーションブースをガラス越しに頭を寄せ合い覗いていた。
そして、あれが美味しそうだとかこれがいいとか二人で語り合っている。
声をかけるとトイレは忍者屋敷みたいで面白かったと言った。
とても満ち足りた様子。いい時間が過ごせたようだ。
「また、ここでもいいけど今度別な店も教えてください。次はご主人も一緒にいかがですか?」
きっとうちの連れ合いはこの甘党な男達と友達になれそうな気がする。
「じゃ、是非。また新しい店にご案内します。」
次回は店の雰囲気なら麹町の「カフェアルゴ」かな。いやいや、南青山の「ウエスト」もいい。
機会があれば是非三人の男達を連れて行きたいと思った。
END
むくむくと妄想が・・・仕事中も妄想しっぱなしで。
・・・というわけで今日はビョンホン主演「甘党のノアールな男たち」の話
妄想してみました。
勝手な妄想ですので実際のビョンホンシ・ジウン監督・ワンモ氏とは全く無関係ですのであしからず。
mimiraさん、おかげ様で一日楽しませていただきました~。
主役のモデルはmimiraさんにさせていただきました。
では、召し上がれ。
「甘党のノアールな男たち」
「お疲れ様でした~。」
2月発売の雑誌の対談記事の取材と写真撮影が終わったのは夕方の5時を少し回ったころだった。
「何だか美味しいケーキでも食べたいなぁ~。おい、付き合えよ」
「本当に監督、甘党ですよね。いいですよ。たまには飲みじゃないのもいいですね。」
「どこかいい店、誰か知りませんかねえ?」
・・・そうビョンホンに尋ねられたワンモ理事は何度か取材で顔を合わせていた私に助け舟を求めた。
「じゃあ、あそこ行きましょうか。」
私が思いついたのは「HENRI CHARPANTIER」
かくて、私はD&Gに身を包んだ怪しいニット帽の男二人と保護者風ビジネスマンと共に
4人で「HENRI CHARPANTIER」に向かうこととなった。
実は私は甘いものが苦手である。
この店も連れ合いが大のケーキ好きでよく連れてこられるので知っていたのだが、
静かだし店の雰囲気もいいのでケーキの苦手な私もなかなか気に入っている。
ここに来ると彼はケーキを注文し、私はシャンパンを注文するのがお決まりのスタイル。
今日はさすがにそういうわけにはいくまい。
車を店に横付けしてもらってそそくさと降りる。
夕方にしては比較的店内は空いていてすぐに通してもらえそうだ。
・・と思ったら二人がいない。
店内を慌てて探すとビョンホンはショップでお土産を物色している。
今日のスタッフにお土産だといってチョコフォンデュつきのマドレーヌの詰め合わせを5つも注文していた。
監督はどこに行ったのかと思ったらガラスケースに飾られたお菓子の焼き型を興味深そうに観察している。
その後、ケーキのデコレーションブースに
子どものように嬉しそうに近づいていこうとする二人に「お席用意できたそうで~す。」私は半ば呆れながら声をかけた。
周りの客は少し驚いてはいるものの皆遠慮してか声をかけてくるようなことは無かった。
ギャルソンも配慮して店内の一番奥に席を用意してくれていた。
二人は席に着くとニヤニヤしながらメニューを選び始めた。
「俺はこれにしよう。あとエスプレッソあるかな。」
「ロートレック」を指しながらジウン監督はそういった。
「じゃ、僕はこれかな。あとダージリンの紅茶ね。」
ビョンホンは「チョコレートタルトカカオ63」にしたらしい。
「じゃ、私はブルーベリーのレアチーズケーキとコーヒー」
ワンモ理事どうされます?
「僕は甘いのは苦手だし、もう仕事も今日は終わりだからシャンパンもらっていいですか」
(えっ、ありだった?)
私は少し後悔したが今更変えるわけにもいかないのでやむなくケーキを食べることにした。
店内の内装は二人の好みに合っていたらしくたいそう喜んでくれた。
ディスプレイしてある本を手に取ったりしている。
「ケーキ観ると撮影でチョコレートムースをたくさん食べすぎて気持ちが悪くなりかけたことを思い出しちゃうなぁ。
あの時は監督の影響でコーヒーを一日に何杯も飲んでいたし。
だけどやっぱり僕はコーヒーより紅茶の方が好きだな。
監督は相変わらずですね。」
「俺は酒を飲みに行くならケーキ食べてる方が幸せだね。
見ているだけでもワクワクする。ほら、このケーキなんて実に芸術的だ。」
そういうと監督はディスプレイしてあった本の一ページを興味深そうに指差した。
「この店の廊下の照明はどことなくLa Dolce vita に似てますよね。」
ビョンホンはそういうとケラケラと笑った。
そうこうしているうちにケーキが運ばれてきた。
二人は実に満足げに微笑みながらケーキを食している。
私はというとやはりチーズケーキでさえ一口食べれば充分だった。
一口食べただけで手をつけようとしない私を見て
「あれ、食べないんですか?もったいないな。僕もらっていいですか?」
ビョンホンはいたって自然にそう言った。
「私の食べかけでいいんですか?」
「僕は気にしませんけど。食べてあげた方がケーキだって喜ぶでしょ?」
そういっていたずらっぽく笑うと彼はチーズケーキをパクッと頬張った。
「これも美味しいっすね~。」
それを見ていたジウン監督はおもむろに手を上げギャルソンを呼ぶとこう言った。
「メニューください」
その後、監督は「銀のモンブラン」をビョンホンに見せびらかしながら満足げに
頬張った。
「あ~満足、満足。美味しかった」と満足げなビョンホンにトイレから帰ってきたワンモ理事が言った。
「ビョンホン。ここのトイレ面白いから行って来たら。監督も。」
「えっ、面白いって何が?ちょっと監督行ってきましょうよ」
そういうと二人は嬉しそうに連れ立ってトイレに向かった。
「何だか子どもの引率みたいですね。」
私が笑いながら言うと
ワンモ理事は「本当に。仕事の時とプライベートは全く別人ですね。
仕事が絡むととたんに厳しくなりますから。仕事上の彼は怖いですよ~」
そういうとにやっと笑った。
二人がなかなか戻ってこないので会計を済ませて上がっていくと
二人のいいオジサンがケーキのデコレーションブースをガラス越しに頭を寄せ合い覗いていた。
そして、あれが美味しそうだとかこれがいいとか二人で語り合っている。
声をかけるとトイレは忍者屋敷みたいで面白かったと言った。
とても満ち足りた様子。いい時間が過ごせたようだ。
「また、ここでもいいけど今度別な店も教えてください。次はご主人も一緒にいかがですか?」
きっとうちの連れ合いはこの甘党な男達と友達になれそうな気がする。
「じゃ、是非。また新しい店にご案内します。」
次回は店の雰囲気なら麹町の「カフェアルゴ」かな。いやいや、南青山の「ウエスト」もいい。
機会があれば是非三人の男達を連れて行きたいと思った。
END
こんばんは、ha、haruさん
たったあれっぽちのコメントでこんな展開になるとは
びっくり~~~~~に尽きます、ハイ。
今日飲んで帰ってきてしまいまともなコメントできそうもないからまた明日出直しますー。
でもうれしいーわ、今日帰ったらポストにFCからの
BDカード届いてたのよん、そっちも忘れててびっくり
だったからー。(彼にはBHスキをカミングアウトしてないのでまだ帰ってきてなくてセーフ)
では、また明日。おやすみなさ~い
「甘党の~」読ませていただきました。おもしろくて、なんだか、本当にあり得そうなシチュエーション、ビョンちゃんや監督が本当にこう言いそう、こうしそう、と思えて情景が目に浮かびます。最近の彼は新しい映画やドラマに出ていないので、ちょっと欲求不満気味の私にはとても素敵なプレゼントをいただいたような感じです。haruさんって本当にすごいな~。こんなの書けていいな~。お時間がありましたら、また書いてくださいね。待っています。
後で感想聞かせてくださいね~
あっ、うちにもBDカード届いたんですよぉ~。
でも、私、誕生日来月なんですけど。
ビョンホンフライングだぜっ!
でも、嬉しいね~~~っ
私のつたない妄想に付き合ってくださって
感謝感謝です。
読んで、楽しかった、面白かったって喜んでいただけてコメント寄せていただくのが私にとっては一番の素敵なプレゼント。
こちらこそ素敵なプレゼントありがとうです。
また、懲りずに書いたらUPさせていただきますので良かったら読んでくださいね~。
「甘党のノアールな男たち」=カッコ可愛い男かな ショーケースに釘付けだったり・自分のオーダーしたもの見せびらかしたり、監督の行動は子供のお決まり行動パターン。でもこの男達がやらかすのもよ~く解ります。
監督よりビョンの方が少し大人?成人的に見受けられ
るけど、でもきっとビョンは奔放な監督に憧れてるから彼の目にはカッコイイ行動として映ってそう。次の時は同じようなことしてそうですね(笑)
出番の少ない理事も普通の成人男性としてのオーダー
が比較対象になってて
楽しく読ませてもらいました、スキですよん、このお話
ある一箇所ストーリーを変えてもらえるなら・・・。
haruさん、次回はmimiraの食べかけをびょんにあげるのではなく、mimiraがびょんのから2口頂けるよう
にしてほしぃ~~~~
続編をお考えの際はいつでも小ネタ提供しますわよ♪
>koさん はじめまして
>haruさんって本当にすごいな~。こんなの書けていいな~
私も同感、妄想することはできても形にできるなんて
といつもすごいと思うしとっても羨ましいです・・
3回も出てきてすいません!!
朝書いたコメント今読み直したら??なところが・・・。すいません、実は昨日も飲んで帰り今朝二日酔いでボーっとしてました。
↑で
>次の時は同じようなことしてそうですね(笑)
って書いてるけど既にトイレに出てから二人やってましたね、見事に。はっはっ、失礼しました・・
甘党に加えケーキの芸術性に惹かれる監督を
カッコイイと思うビョンかなと思ったのでした。
(私服もまねっこするくらいだしね。)
ジウン監督って男が憧れる強いカリスマ性を持ってる
人かと
今思ったのですがharuさんの描くビョンって純粋さと
繊細さが際立つから線が細く感じるんですね。。
いや~今解かりました、過去の妄想小説を読ませて
頂いてずっと上手い言葉がみつからなくて感想かけず
じまいでした。。
近々感想かかせていただきま~っす
何度も来て頂いて嬉しいです。あはっ。
ビョンホンは絶対ジウン監督のこと好きですよね。
ジウン監督はチュッパチャップス舐めちゃうくらい子ども(爆)
だから、ビョンホンもきっと子どもですね。
子どもみたいでいざとなるとカッコいい男って実に魅力的。
ひょんな思い付きで書いたので詰めが甘い気もしますが。そんなカッコ可愛い二人にご馳走したかったんですよね~。
そっかぁ~mimiraさん、ビョンホンに食べさせて欲しかったのね。むふふふふ。。
次回書くときはそんな展開にしましょう。
ちょっとクールな女に書きすぎちゃったかな。
クールな女が壊れる様を是非見てみたい。
また、小ネタお待ちしてます。
あっ、そうそう。
私のビョンホン像ね。
確かに純粋でナイーブかも。
彼の眼からは図太さは感じられないんですよね・・。
几帳面じゃないとは思うんですけど。
感想楽しみにしてます。
でも、今読み返したら超恥ずかしい