岐阜県各務原市、主人の先祖ゆかりの(?)
神社、村國真墨田神社に行って来ました。
主人が突然、こんなことを言いだしました。
半分冗談だろうと思って、聞いていました。
「戦国時代、オレの祖先は鵜留間(鵜沼)城主
だった時代があった。だが、信長に攻められ、
こりゃヤバイ!とついに降伏…。城を明け渡し
信長の軍門に下った、と言われているよ。」
「じいちゃんが昔、言っていたなぁ。戦国時代、
今の各務原飛行場一帯は、オレんちの先祖の
領地だったんだそうだ。」 「うっそぉ~?」
その主人の先祖は晩年、武士をリタイアし、
仏門に入ったそうです。(よくあることです。)
先祖は仏門に入った時、愛用していた刀を
岐阜県各務原市にある村國真墨田神社に
奉納した…、という言い伝えがあるそうです。
ホントかな~?どうも疑わしいよ~。では…、
その村國真墨田神社に行ってみましょう。
行ってみると…! 名鉄新鵜沼駅の近く、
線路沿いに小さな神社がありました。
これが先祖ゆかりの村國真墨田神社でした。
どことなく歴史を感じさせる神社です。
”式内社”というので、1000年以上の
古い歴史を持つ神社なのですね。
ご祭神は”村國男依命”(むらくにのおよりの
みこと)です。古代、この地で勢力を持った
豪族で、壬申の乱で活躍した人らしいです。
亡くなった後、その功績を称え、ご祭神として
祀られるようになったらしい…。
また、尾張国宮一宮の真清田神社と同じ、
天火明命(あめのほあかりのみこと)も
一緒に祀られています。こちらは愛知県
尾張地方に勢力を持った豪族のようです。
一方、美濃国一宮の南宮大社に祀られる
金山彦命(かなやまひこのみこと)も
祀られています。ご祭神はこの3柱でした。
ご祭神から考えて…、もしかすると…、
小さい神社ながら、古代の豪族のパワーと
美濃と尾張の一宮の神さまのパワーとを
一度にいただける、穴場パワースポット神社
…なのかもしれません。
ところで、境内に掲示された案内板には…、
「戦国時代、この神社は鵜沼城の守り神として
鵜沼城内に祀られ城主の崇敬を受けました。」
…と書かれていました。それならば確かに…、
この神社は、鵜沼城主ゆかりの神社だった…。
さらに、「城主の弟、大澤次郎左衛門正継が
出家した折、奉納した愛刀村正は、現在
神刀として、神社に保存されています。」
…と書かれた文章も発見しました…!
なんと…!主人が言っていたことは、
ホントでした…!この時、話題になっていた
ご先祖さまの名は、大澤次郎左衛門でした。
では、先祖が奉納した刀は…?
もちろん、神社のお宝なので、一般には
公開されていませんでしたが…。
この後、愛知県の犬山市に向かいます。
ついでに、ばあちゃん家に立ち寄ろうか…?
でも、ちょうどお昼ご飯の時間になりました。
お昼ご飯の時間に、突然、訪問するのは
ばあちゃん家と言えども、マナー違反かな…。
そこで、”ばあちゃん家のような古民家”で
”ばあちゃん家のお昼のような家庭料理”を
いただけるお店でランチにすることに…。
犬山城下町にある茶亭”椿”というお店です。
お豆腐ハンバーグがメインのランチでした。
根菜たっぷり入った田舎風けんちん汁…。
ばあちゃん家の味みたいなポテトサラダ…。
みんなが大好きな小松菜の胡麻和えに
ヒジキの入った混ぜご飯とデザートです。
犬山焼の器に盛り付けられていました。
結構なボリュームで、家庭的な味に満足…。
特に、このけんちん汁がおいしかったです。
ランチの後、ばあちゃん家に向かいました。
敬老の日には何をプレゼントしようかな~。
ところで主人の先祖、大澤次郎左衛門は、
93歳で関ヶ原の戦いに参戦した伝説の
戦国武将、大嶋雲八と、何か接点はない
でしょうか…? 何かあるといいな~。
二人とも、ほぼ同時代の戦国の世に生きて、
同じ美濃の国出身…。美濃の国で活躍した後
信長の軍門に降り、信長の家臣となった…。
今後、ぜひ調べてみなくっちゃね…!