”雲八ねえさん”の歴史スポットめぐり

関係者のみで、2021年大嶋雲八供養祭…!

2021年8月23日、岐阜県関市、大雲寺にて

今年もコロナ禍で感染者が増えている中、

予定通り大嶋雲八供養祭、執り行われました。

 

大嶋雲八は、信長、秀吉、家康に仕え、

93歳という高齢で”関ヶ原の戦い”に

参戦したと伝えられる伝説の戦国武将です。

 

 

供養祭は、菩提寺の岐阜県関市大雲寺で

毎年、命日の8月23日に執り行われます。

亡くなったのは97歳…。当時としては

非常に珍しいご長寿武将だったようです。

 

今年は、昨年に比べコロナ感染者が増え、

いろいろなイベントが中止になっています。

 

「供養祭、今年は関係者のみで行います。

どうぞご参詣下さい。一般の方々には、

一切お知らせしていません。その代わり

供養祭の様子を動画で配信します。」

と、副住職さんから連絡がありました。

 

一応、私も”関係者”メンバーなのですね。

雲八さんから招かれた(?)とは、嬉しいです。

 

 

供養祭は伝説の武将、大嶋雲八を供養し、

その生涯を偲び、雲八さんにあやかって

生涯現役、健康長寿を祈るイベントです。

 

その”生涯現役、健康長寿”ってところが

いいですね。超高齢化社会になった現代、

これから一番必要なお願い事かも…!

 

 

雨上がりで、清々しい天気となりました。

暑さよりも、心地よい風を感じる本堂で

10時30分、大嶋雲八供養祭スタートです。

夏の終わり、セミの声も届いてきました。

 

副住職さんの力強い太鼓の音が鳴り響き

読経が始まりました。そしてお焼香です。

供養祭参列者全員がお焼香する間に、

”千の風になって”の生演奏が流れます。

 

参列者全員と言っても、今回は関係者のみ

参列なので、お焼香の時間はわずかです。

電子ピアノの生演奏はあっという間に終了…。

 

 

よく見ると屋根瓦にも揚羽蝶の家紋が…!

 

次に雲八さんの生涯が音楽に合わせて

語られました。97年間の長い生涯を

朗読物語にまとめて、紹介されました。

 

晩年は家臣とともに日蓮宗に帰依し、

一緒にこの大雲寺を創建したこと…。

お墓は本堂裏にある関の街が見下ろせる

小高いところにあること…

 

 

この部分は雲八さんが主人公の歴史小説、

”93歳の関ヶ原”にも書かれていない部分…。

菩提寺に伝わる”ここだけの話(?)”です。

 

そして再び読経の後、供養祭は終了です。

終わると集まった参列者には、お供えの

お茶とパック入りのお弁当が配られました。

 

 

そのお弁当は…!なんと、岐阜県で一番

予約の取りにくいと言われる”せいろ蒸し”

の人気店、”魚末”さんのお弁当でした。

 

さっそく本堂でいただきました。

もちろんコロナ禍で、時期が時期ですから、

ソーシャルディスタンスで黙食です。

 

地味なテイクアウト用パッケージで

見た目は普通のお弁当だったけれど、

いろどり豊かに盛り付けられたお料理は、

どれもおいしくて、感激でした…!

 

 

お食事の後、雲八さんのお墓にも

お参りしました。副住職さんと

副住職さんの子供さん2人が

雲八さんのお墓の前で読経しました。

 

雲八さんも喜んでいることでしょう…。

心に残る”大嶋雲八供養祭”でした。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「旅行」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事