マラソン好きの組長から壮大な景色付きでレポートが届きましたのでご覧ください
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2015年9月13日
人生初めて白山白川郷ウルトラマラソン(50km)に参加いたしました。
今回はこの山岳ウルトラマラソンの魅力を紹介させていただきます。
モーターサイクル通行禁止の「白山白川郷ホワイトロード:旧名白山スーパー林道」がメインの難コースです。
50km部は、白山市をスタートして白山白川郷ホワイトロードを走り、秘境と言われる白川郷がゴールです。
二本の足で走って分かったコースのすごさ、素晴らしさをご覧いただきましょう。
ここで50kmコースのご紹介
白山市白峰小中学校(海抜約300m)をスタートし、国道360号を抜け白山白川郷ホワイトロードに入ります。
注)この国道360号線は、一本のつながった道でなく、マラソンで走った部分は、国道157号から分かれて、ホワイトロードにつながる部分です。
マラソンコースの説明に戻りますが、ホワイトロードは旧名スーパー林道と呼ばれたように、ほんとに山の斜面に作られた道で山側は絶壁
壁谷側は引き込まれそうな深さです。
多くの滝があり観光には良い道ですが、ランナーにとっては…
苦行と辛抱です。
最高高さは、標高1445mで1100m以上駆け登り、下るというコースです。
ゴール地点の白川郷の道の駅
記念写真一枚撮っておきましょう
前日到着し、エントリー
京都を出発したときは晴れてたのに、こちらに来てから曇りとなり明日の天気が超心配。
選手説明会を終えてあれこれ準備した後21時に就寝しないと翌朝4時出発のバスに乗り遅れちゃいます。
目覚ましの助けを借りて2時30分に起床
準備体操・テーピングなどを行い出発地点の白峰小中学校に向けて参加者が乗ったバスがホワイトロードを走ります。
このウルトラマラソンは100km部もあり、ホワイトロードを往復するので、スタート時間は朝4時
途中バスの中で100km先頭ランナーとすれ違いとなり、乗車中の50kmランナーは感激・感動のあと歓喜の声を上げておりました。
白川郷では、曇りでしたがホワイトロードを走り高度があがってくれば雨模様。
白峰小中学校では、曇りで山に雲がかかった状況です。
ウルトラマラソンの準備は、確実に行われていました。
白峰小中学校は、100kmのスタート・ゴールです
私はここには戻ってきませんが、白川郷にもゴール表彰台があることを期待してスタートします。
スタート地点の道案内板は、私たちのためにホワイトロードが貸切の「終日通行止」のサインです。
スタート直前
向こうに見える山に向かって走り、どれぐらいの勾配の坂道が待っているのか、ドキドキ、わくわく
1キロ走ったかと思うところから、壁に見えるような坂道が始まります。
20キロまでは歩かず頑張ろうとつぶやきながら走り続けます。
まだまだ続く上り坂。荒谷地区
難コースで有名な白山白川郷です。4キロ地点では全員走り続けています。
最初のエイドステーション荒谷
人が群がってます。まだまだ走り始めなのに多くのランナーが水補給している光景
スタート近くでも、川はかなり下を流れています。
8.2キロ地点の一里野温泉
エイドステーションにはバナナ、干しブドウ、スポーツドリンクなど有り、少しの時間休憩と食べ物を楽しみました。
これが竪豆腐煮しめです。
おひとつパクリ
味付けは、うすめで走りには適度なものでした。
山岳ウルトラマラソンでは、貴重な応援の皆様です。
一里野温泉スキー場の旅館の方々だと思います。目一杯の応援ありがとうございます。
ランナーは、こういう応援に勇気と力をいただいています。
これから入るホワイトロードの電光掲示板もランナー一行を歓迎
力づけてくれるメッセージです。
モトライダーにとって歯がゆい看板がありました。
二輪でなく二足で走ってやる!
10キロ地点。
予定よりも30分早く到着。
13.5キロの白山林道管理所エイドステーション。
オレンジは、4切れいただきました。
本当にありがたいです。
白山白川郷ホワイトロードの白山側のゲートです。
今日は、係員さんから 頑張って! と励まし受けてゲートに突入。
滝の看板を見て・・・
覗き込んだのが次の写真です。
また別のところでは、このような滝が見えます。
17.8キロ地点。
蛇谷園駐車場エイドステーション。
皆さんの笑顔に力をいただきます。
水が何本もの流れとなり、きれいな滝です。
滝壺は、道から100mは下にあろうと思われます。
20キロ地点。
予定よりも約1時間早く到着。
30キロまでは登りのため、まだまだ気合いを入れて走ります。
20.2キロ。ふくべの大滝エイドステーション。
絶景のふくべの大滝を見る前に、そうめんを2杯いただきました。
のど越しがよく、味付けも薄味で、京都人にはありがたいです。
落差86メートルのすごい滝です。
目の前にあり、迫力満点。
観光気分は、長く味わえず、更に登りの過酷な道が待っています。
更に登ると霧が発生して、行き先もぼんやり。
フラッとよろけて道から落ちると白山仙人になってしまうので山側を走るように心がけます。
気が滅入る登り坂。見たくないけど目に入ってしまう…
先は写真だけにして、足元を見て一歩ずつ走りを続けます。
マラソンでは決して後ろを振り向かないのですが、このような素晴らしい景色に自然と振り返ってしまいました。
これまで走ってきた道、今日は雲に隠れている山並み。天然色の水墨画です。
やっと1445mのコース最高地点に到着。
ここからは下りばかりで少し安堵。
最高地点の三方岩駐車場エイドステーションで、笹寿司とうどんを御馳走になりました。
晴れていたらもっと素晴らしい景色が見られるようです。
30キロ地点。
予定よりも約1時間30分も早く到着。
最終ゴール関門時間には、5時間あります。
残り20キロを歩いてでもゴールできる時間の余裕ができましたが、ランナーの性で下りでも元気で走ります。
雨は止み、雲も薄くなり、雲間から山並みが見え始めました。
晴れた時はきっと素晴らしい景色が、と思い来年はまた来ると心に決めて下りをかけ下ります。
白川郷側のゲートです。
下り道を、100キロ復路のランナーとすれ違いお互いに励まし合って走っています。
平地に出たところで、もう一度山を振り返ると、今まで下ってきた道が見えます。
信じられない高さを走ったことがウソのようです。
実は腕時計を変えました。
GPS機能付のガーミンの腕時計は、性能は素晴らしいのですが・・・
バッテリー機能が低く、フルマラソンの6時間以内であれば問題ないのですが、長時間のウルトラマラソンではバッテリー切れとなります。
40キロ地点。6時間2分。
下り坂のこともあり、この10キロを1時間2分で走りきることがでました。
コースから見える旭谷ダム。
白山白川郷ウルトラマラソンも最終段階です。
白川郷の入り口です。
立派な合掌つくりの家が建っています。
白川郷のメイン通りから一本外れた道を走らせていただきます。
観光客の皆様の迷惑にならないように注意してのランニングです。
白川郷町並みが一望できる展望台への最後の登り。
気持ちは張り切っていますが、さすがに体は思うように動いてくれません。
実は・・・歩き続けています。
白川郷合掌つくり町並み全景。
観光パンフレットにあるシーンと全く同じに感動。
マラソンゴールはここではないので、ランナーは観光客の皆様とは別れて走り始めます。
ゴールの白川郷学園への最終コーナ
このコーナを曲がれば、100メートル先がゴールです。
長い白山白川郷ウルトラマラソンの最終を頑張り走り続けます。
白川郷学園のゴール地点にも、ゴール記念撮影場所がありました。
月桂冠の冠をしての完走自慢のワンショットです。
白山白川郷ウルトラマラソンは、ほとんど山岳道路で、ホワイトロードは完全に貸切り状態
ランナーにとっては自由に走らせてもらったことに感謝しております。
山奥だったので応援の方は少なかったですが、多くのスタッフの皆様からは声の応援、ドリンク、食べ物をいただきました。フォローの面でも感謝感謝です。
来年は必ず晴たホワイトロードを期待して、再度挑戦いたします。
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いかがでしたか?
組長の記録は7時間 34分50秒
平均すると6.6km/Hですね
山岳路を歩くだけでも疲れるのに、そこを駆け抜けていくことがすごい。
今年は雲と霧に包まれた正真正銘のホワイトロード楽しまれたようですね。
来年も走ると宣言ありましたので、そのときはきれいに晴れて欲しいですね。
え~っと
次はどこの何コース走られますか?
マラソン好きの組長さん、スゴイですね。
平坦な道でも走るのが大変なのに、山道のマラソンですか?
走るのは大変だと思いますが、綺麗な景色や温かい声援で苦しい時は
頑張れるような気がしますね。
秋は気候もいいので、私もマラソンをはじめてみようかな?
組長より直々にコメント返信ありましたのでup致します。
コメントありがとうございます。
マラソン、ウルトラマラソン更にトレイルマラソンなど走っているときは、ほんとに
辛くてしんどいです。
しかし、ゴールした時の達成感は、最高の気分です。
今までの辛いこと、足の痛さなど忘れて、「来年また来るで」と独り言を言っています。
走ることは、歩くことと同じで、呼吸がしんどくならない程度で走り始めれば、
徐々に長い距離も完走することができるしょう。
まず、第一歩を踏み出してください。500 メートルでも1キロでも完走できれば、
達成感は生まれると思います。
どこかのマラソンでお会いできることを期待しております。