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2021.02
次男の愛車Ninja250(形式EX-250L)
この2月から雪国転勤となり暫く乗る機会がないようなので引っ越し時に奈良から引き上げてきました
この車両には有名処のフルエキゾーストマフラーがついてます
主不在なのでバイクはMAが時折走らせる予定ですがおっさんには少々気が引けるサウンドですので手を加えてマイルド化します
また、おとなしく走っていると少々排気抜けすぎの感があり、アクセル閉じるとバックファイヤーがポンポン~♪
まずは現状調査
サイレンサー横にあるボルトを外してインナーディフューザ(以下バッフル)を取外し
これに手を加えて聞き心地の良い音まで下げれるかな?
(排気効率無視のルックスと音重視で改良)
ちなみにサイレンサーの中はほぼストレート
外したバッフルASSYは最大径49mm、長さ150mm
化粧カラー(25mm幅)に挿入されているパイプ取付部外径は38mm
(はめあいはとてもしっくりしてました)
絞ったパイプ部分に溶接してあるパンチング部外径は37.5mm
そのパンチング有効長は38mmでウール材などは見当たりません
パイプの先端には蓋があり、直線的に排気が抜けない構造にはなっているものの
この外周にグラスウールを巻いたとしてもパンチング有効長が短いので消音化は望めそうにありませんでした
このバッフルの代わりとなるものを探しすことにします
マフラー出口径は49mm
これに合う市販のバッフルがあればポン付けで終了なのですがどこを探しても49mmが無い
大きいサイズを削るのは大変なので、小さめのものに追加で巻物する方が作業は楽だし、取り外しも容易
市販バッフルの構造も様々で、中間に壁があるタイプや無いタイプなど様々
専門的知識がないので要となる部品選定はあくまで想像力で進めます
結果的に、
・パンチングパイプ貫通品(パイプ太さ選定知識なし)
・壁があるタイプ(音がストレートに抜けにくそう)
・挿入径49mmに出来るだけ近い外径寸法(加工しなくて良い)
・長さは長いほど良いはず(消音材にたくさん触れるから)
の4条件を満足したDAYTONA製インナーサイレンサースタンダードタイプ(品番:96262)になりました
(外径47mm、パンチングパイプ外径26mm、全長150mm)
この商品は自分で消音材を巻くタイプ
(少量のグラスウールとステンレスワイヤーが付属)
消音に関する知識も乏しいのであれこれWEBサーフィンすると付属しているグラスウールよりステンレスウールが長持ちしそうだったのでステンレスウール巻きにします
ステンレスウールでも100均金物たわしのようなものは使わず、メータ単位の切り売り品を使います
ちなみにスチールウール(一般的な袋入りのボンスター)は瞬間錆びるので除外
手持ち部品が一切ないので下記を購入(諭吉)
①DAYTONA製インナーサイレンサー :0.1993
②ステンレスウール粗目(1m) :0.0960
③ステンレスウール細目(1m) :0.0990
④ステンレスワイヤー(0.57mm径×5m):0.0385
⑤耐熱塗料(マフラー用耐熱温度600度):0.1320
⑥ステンレス板(t=0.3mm) :0.0380
⑦皮手袋 :0.0330
合計:0.6358諭吉
(ポイント消化で実質支払いは0.4諭吉程度)
さて、思い通りに工作できるかなぁ~
消音化に失敗したらメッシュ網とワイヤーで筒籠を作って粗めウールを詰めてエンジン側に取付ける追加案まで構想して作業開始
ステンレスウールや板を切るのは金切りハサミ
ウールを巻く時はケガ防止のために皮手袋を必ずしましょうと注意書きメモが商品に貼付されていたので、ステンレス板を買うついでに皮手袋も買いました
作業工程
1.①本体を⑤で塗装
2.②粗目ステンレスウールを大気側からエンジン側に向かって巻いて④でワイヤリング
3.③細目ステンレスウールが筒外径より少し大きくなるまで巻いて④でワイヤリング
4.完成した①本体をマフラーに挿入し隙間を確認
5.⑥ステンレス板で隙間を詰める
6.試運転で音確認
7.⑤で補修塗装して完成
ステンレスウール巻きに要した時間は約15分
コツが判らないので②粗目/③細目共に引っ張りながらきつめに巻きました
共にウールの幅は110mmとありましたが、引っ張りながら薄く巻く事が出来なかったのでギュッと幅を寄せながら巻き付けてます
使用量
②粗目:0.5m
③細目:1.0m
④ワイヤーは螺旋往復巻を2回したので3.0m位
(結構使った感あり。①付属のワイヤーでは全然足りません)
Ninjaが自賠責切れ&整備前だったので空ぶかしだけでの確認。
交換効果は絶大で周囲に気兼ねせず走れそう
(追加対策は不要でした)
納得できる音になったので次男も納得するでしょう。
想定外の出来事
出来上がったバッフルをサイレンサーに取り付けるとスコーンと奥に入ってしまって…💦💦
落ちないように一旦ボルトで仮付けした後ボルトを逃げるように0.3mm板を挿入
板長49×3.14−8≒145mmとして幅50mmでカット
外径50mm程度のサイダー缶に巻いておおよその丸みを付けておきました
本来なら(49-47)÷2=1.0mmの隙間が空き、0.3mm板2枚が入るはずでしたが
ハサミで出来たカエリが邪魔して1枚だけの挿入になりました。
このNinja
7年間オイル交換以外ほぼノーメンテ
音対策が済みましたので、このあとは主治医に託してリフレッシュしてもらいます。
・タイヤ前後交換
・スパークプラグ交換
・エアクリーナー掃除又は交換
・オイルとオイルフィルター交換
・ブレーキオーバーホール(前後)
パッドの点検、限度が近ければ交換
キャリパーとマスターシリンダのオーバーホール
・可動部の油脂UP
試走はその後になるので桜の季節になると思います
春の楽しみが一つ増えました