よく玄米の素晴らしさが声高にいわれるが、果たして本当に健康に大きなプラスになるのだろうか。実はその用い方により、プラスにもマイナスにもなるので注意が必要です。
年齢や食べる量によっても良否が分かれるし、玄米を食べていれば副菜はどうでもよいといった考え方だと、健康にとっては大変危険な食品になってしまいます。また、米の選び方も大事な条件の1つとして重要です。
というのも、白米では取り除いてしまう玄米のヌカ層には、確かに有用なミネラルやビタミンが豊富に含まれていますが、一方、農薬や重金属などを含む土壌でつくられたものでは、それらも濃厚に含まれれます。
つまり、米を選ばないと、危険と隣り合わせになりかねないということになります。
さて、玄米のよい点については、現代の食生活で不足気味の食物繊維が豊富に含まれていることがあります。さらに、カルシウムやマグネシウム、カリウムが豊富です。
マグネシウムが不足すると、血液中のカルシウムも減ってしまうため、マグネシウムのカルシウムに対する摂取比率が大きく下がっている現在の食生活では心臓の疾患を誘発することが判明し、問題点となっています。
その点では、玄米はマグネシウムをとれるので有用な食材です。この貴重なマグネシウムは、米を精白すると非常に少なくなってしまいます。
また、カリウムは血圧の上昇を防止する働きがあります。さらに、ビタミンは、B1、B6ともに多く、これも有用な成分です。
しかし、精白した白米ではこれも何分の1か減少します。
B6はタンパク質の代謝に必要なビタミンで、あまり不足はしませんが、十分とったほうがよいビタミンです。
ところで、玄米で気をつける必要があるのは、高齢者や幼児で、食事の摂取量が少ない場合です。玄米は食物繊維が多いので便秘防止などには効果的だが、逆に食物繊維はビタミンやミネラルの吸収をかなり減少させるデメリットもあります。
つまり、食事の絶対量が少ない場合は、玄米を食べると、必要な栄養成分を吸収できなくなるおそれもあるかもしれないということです。これは病気の回復期で栄養成分を十分にとらないといけない人の場合も同様で、こういった条件の人は玄米食は控えたほうがよいでしょう。
元気な人でも気をつけた方がよいのは、十分に副菜をとって、鉄分の補給を怠らないことです。その理由は、ぬかの層に含まれるリン酸塩です。
このリン酸塩はフィチンと呼ばれるもので、普通のリン酸塩よりも大きな分子で、消化吸収されにくいのです。しかも、このフィチンは、鉄と非常に結合しやすいため、鉄を吸収させずに排泄してしまう恐れがあるのです。副菜に無頓着なまま玄米食を続けている人に貧血がよく見られるのは、このリン酸塩が原因ではないかと考えられている。ここまでのことをまとめると、玄米食はまず米選びから始まるということになります。
それでも現代人は玄米食が推奨されることが多いので玄米食のメリットのほうが大きいということです。
有機栽培のものを選び、年齢を考慮し、副菜を豊富に摂取することが肝要ということです。
体によい食事「大事な10か条」にも
有機栽培の玄米ご飯がベストということになります。
年齢や食べる量によっても良否が分かれるし、玄米を食べていれば副菜はどうでもよいといった考え方だと、健康にとっては大変危険な食品になってしまいます。また、米の選び方も大事な条件の1つとして重要です。
というのも、白米では取り除いてしまう玄米のヌカ層には、確かに有用なミネラルやビタミンが豊富に含まれていますが、一方、農薬や重金属などを含む土壌でつくられたものでは、それらも濃厚に含まれれます。
つまり、米を選ばないと、危険と隣り合わせになりかねないということになります。
さて、玄米のよい点については、現代の食生活で不足気味の食物繊維が豊富に含まれていることがあります。さらに、カルシウムやマグネシウム、カリウムが豊富です。
マグネシウムが不足すると、血液中のカルシウムも減ってしまうため、マグネシウムのカルシウムに対する摂取比率が大きく下がっている現在の食生活では心臓の疾患を誘発することが判明し、問題点となっています。
その点では、玄米はマグネシウムをとれるので有用な食材です。この貴重なマグネシウムは、米を精白すると非常に少なくなってしまいます。
また、カリウムは血圧の上昇を防止する働きがあります。さらに、ビタミンは、B1、B6ともに多く、これも有用な成分です。
しかし、精白した白米ではこれも何分の1か減少します。
B6はタンパク質の代謝に必要なビタミンで、あまり不足はしませんが、十分とったほうがよいビタミンです。
ところで、玄米で気をつける必要があるのは、高齢者や幼児で、食事の摂取量が少ない場合です。玄米は食物繊維が多いので便秘防止などには効果的だが、逆に食物繊維はビタミンやミネラルの吸収をかなり減少させるデメリットもあります。
つまり、食事の絶対量が少ない場合は、玄米を食べると、必要な栄養成分を吸収できなくなるおそれもあるかもしれないということです。これは病気の回復期で栄養成分を十分にとらないといけない人の場合も同様で、こういった条件の人は玄米食は控えたほうがよいでしょう。
元気な人でも気をつけた方がよいのは、十分に副菜をとって、鉄分の補給を怠らないことです。その理由は、ぬかの層に含まれるリン酸塩です。
このリン酸塩はフィチンと呼ばれるもので、普通のリン酸塩よりも大きな分子で、消化吸収されにくいのです。しかも、このフィチンは、鉄と非常に結合しやすいため、鉄を吸収させずに排泄してしまう恐れがあるのです。副菜に無頓着なまま玄米食を続けている人に貧血がよく見られるのは、このリン酸塩が原因ではないかと考えられている。ここまでのことをまとめると、玄米食はまず米選びから始まるということになります。
それでも現代人は玄米食が推奨されることが多いので玄米食のメリットのほうが大きいということです。
有機栽培のものを選び、年齢を考慮し、副菜を豊富に摂取することが肝要ということです。
体によい食事「大事な10か条」にも
ご飯はすばらしい主食ですが、やや白すぎるのも現実です。可能であれば、未精製のご飯をおすすめします。やはり玄米食を推奨しています。
もみがらだけをとった、ぬかのついた状態のものが玄米。少し精製したものが三分づき、もう少し精製したものが五分づき、七分づきになります。数字が大きくなるほど白くなります。玄米は、普段食べすぎているような人にはピッタリです。よくかまなければのどを通りませんから、ダイエット向きです。ただし、胃腸の弱い人にはすすめられません。お子さんの場合も、合わない場合があるので注意してください。また、一般の電気炊飯器でおいしく炊くのがむずかしいのが欠点です。叩七分づきは、かなり白いので食べやすいのがよい点です。ただ、やや白すぎる気がします。三、五、七、分いずれも電気炊飯器で炊くことができます。断然、おすすめは五分づきです。比較的白いため食べやすく、ある程度、胚芽やぬかに栄養素が残っています。胚芽米も七分づきと同じと考えていいでしょう。どうしても白米でなければ、という場合には、麦や雑穀(あわ・きびなど) を入れて食べるのも大変によいことです。どれを選ぶにしても、家族全員で食べやすいものを選ぶようにしましょう。
副食は季節の野菜を中心にする
有機栽培の玄米ご飯がベストということになります。
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