このところの寒さで、ベッドから抜け出すのに「決心」が必要になっている。
昨日の朝も寒いと思ったが、今朝はそれよりさらに寒く感じられ、抜け出た後、ガスストーブのスイッチを押し、切迫する事態に追い込まれたトイレを済ませる間に「う~、さぶっ!」という低いうめき声さえこぼれ、身を縮めたままの格好でガスストーブの前にうずくまり、まん丸くなって全身に血が通い始めるのを待つしかない。
寒さにたいしてはだいぶ体が慣れてきているとはいえ、ここまで寒いとちょっと話が違う。
雪国の住宅のような構えなんて出来ていないし、そもそも体自体が寒冷地仕様には出来ていないのだから情けないことにならざるを得ない。
寒冷地に暮らす人々にも朝はやって来てベッドから抜け出さなければいけないはずだが、毎朝どうやって成し遂げているのだろう。何か特別なおまじないのようなものでもあるんだろうか。
見出し写真は昨日の朝食後、冴え冴えとした空に浮かぶ富士山の写真でも撮っておこうと、ビューポイントに出かけた時のものだが、富士山がくっきり見えた西の空とは違って南の方角は海が光り、雲がまた得も言われぬ模様を描いていて目が止まった。
富士山は千両役者に間違いないが、雲もまた大した役者である。
そもそも冬の太陽は位置が低いものだから独特の陰影をもたらす
この躍動感にあふれる雲なかりせば…
目を少し西に寄ったところに転じると伊豆大島がくっきりと浮かぶ
大島の右端にポコンと見えているピラミッド型の影は利島
Google Mapによると鎌倉の撮影地点から大島までの距離はちょうど60km、利島はさらに南に30kmのところにある
少しトリミングして大きく見えるようにして見てみると、蜃気楼のように浮き上がって見える
利島の手前にポコンポコンと2つの小さなほくろのようなものが見えるが、これは大島の一部で低い所が隠れてしまっているのだと思う
ちなみに富士山までの距離は71km
かすかだが、山頂付近では雪煙が上がっているように見える
ガラス磨きもすべてノルマをこなし、後は気が向いたら自転車に絡みついた埃や砂をきれいに落とし、ピッカピカにしてやろうと思っている♪