今日17日は関東地方も猛暑に見舞われるという予報が出ていて、東京で37度、横浜で36度になりそうだという。
と言うことは、横浜よりは少し涼しいはずの鎌倉でも34~35度になる恐れがあるということ。
上には上があるのことはトクと承知していて、何だその程度かと鼻で笑われそうだが、何せ上がっても31度程度。32度になることなどめったにない土地だけに、34~35度と聞くだけでもう降参モードになってしまう。
今日の日中は出歩かず家にじっとしていた方がよさそうだな、と思ったのが一つ。
そして、3日も4日も強風と不意の大雨にたたられてようやく台風が去った後の、台風一過の朝焼けの海を見たいと思ったのがもう一つ。
そして三つめは午前4時に起きてベランダに出て見たら、十六夜の月が西の空のまだ比較的高い所にぽっかり浮かんでいたのだ。
きっとあの与謝蕪村が詠んだアノ句の光景と似た光景が現れるやもしれないなと思いついたのだった。
こうして3つもの動機が揃えばブログは帰ってから書くことにして、自転車でひとっ走りというのが、今年の夏からのボクの新たな流儀である。
もちろん書きたいテーマも無かったから渡りに船でもあったし…
おまけに午前中は横浜に出かける用事があって、朝ごはんを食べ終えるとすぐに出かけてしまったのだ。
ってなわけで、ブログのアップが遅れたのはこういう事情によるものです。
10:30頃、友人が心配して「ブログが更新されていないがどうした。体調でも悪いか」とメールで心配してくれた。
持つべきは良き友なりという典型例で、ワタクシメはウレシウござりまする。
そして夏バテなんかどこの世界の話だくらいに思っているし、体調もすこぶる付きの絶好調でありまして、夏よずぅ~ぅ~っと続けと思っているくらいです ♪
05:03 だいぶ明るいがまだ太陽の光は射して来ない
05:09 さすがにまだ早いらしく、サーファーの姿はほとんどない
台風一過の快晴を期待してのだが、西の方角には雲がかかり富士山はおろか箱根連山も丹沢山塊も見えない
05:13 南東の方角が明るい色に染まり始めたが…
05:14 東のスカイラインがオレンジ色に染まり出し、いよいよ日が昇る…
05:19 風は弱まったとはいえ、まだ注意報が出っ放し。特に浜辺は風が強い
05:19 出た! いや、上ってきた!
05:20 この時、西の空にはまだ十六夜の月がぽっかり浮かんでいる
『菜の花や月は東に日は西に』
ご存じ蕪村の名句とは太陽と月の位置が正反対だが、両者が同時に空中に浮かぶ光景はこうして年に何度か実際に見ることができるのだ
メデタシメデタシ ♪
05:20 湘南海岸の一角に建つこの銅像は地元・藤沢市の遺族会が平和を願って1965年に設置したもので、高く掲げた右手のこぶしに平和のハトを受け止めている姿を現しているのだそうな
国体を開いた時のモニュメントかと思っていた
ちょうど2羽のハトが…じゃなくて2羽のトンビが南風に身体をゆだねて像の真上で遊んでいるかのようだった
05:24 西の空の月をもう一度振り返ってみたら引地川河口の波に洗われている堤防上に人が立っているのが見えた
足元を波が洗っている !?
05:25 次々に波が押し寄せる中、釣りをしているらしい
海の波というのは何千回か万回に一度、大波を送り付けてくるものなのだ
従って、堤防を波があらうような状況でそこに立ち続けているということは、突如の大波にさらわれる可能性があるということ
そんなことも知らないノータリンがさらわれて命を落としたところで自業自得だが、ほんとにバカな奴だ
捜索だ、遺体収容だ、と他人を煩わせることになるのに…
05:32 バカは放っておいて、海沿いに茅ケ崎の相模川河口まで延びるサイクリングコースの点検に向かう
案の定、スタート地点からすぐの地下道は強風が続いたおかげでコースは砂に埋まっていた
海岸の管理者はすぐに撤去作業に取り掛かってくれればいいが…
05:32 そこに続くコース上も同じ
砂が雨で湿っているうちは余り飛ばなかったかもしれないが、ここ一両日は雨は降らず砂も乾いていたと思われる
写真を撮っている間も砂の小さな粒が顔にたたきつけてきて、痛いくらいだった
05:47 波が高いとサーファーの姿がめっきり減るのが湘南の海
何かのアイロニーみたいだけどホントのハナシ
こういう時こそ手練れの出番で、上手に波に乗っているものが何人かいた
06:04 江ノ島に渡り、堤防に打ち寄せる波でも撮うとしたが高波が寄せているとかで、堤防は立ち入り禁止に
仕方なく島の反対側の江の島漁港に回る。漁港の隣の林立するマストは五輪のヨット基地
06:06 何を獲っているのか小さな漁船が1隻戻ってきた
それにしてもヒト気のない漁港で、活気というものがゼロ
06:18 対岸に戻り江ノ電とすれ違い、稲村ケ崎方面へ
06:27 13日の未明に国道134号の稲村ケ崎付近の歩道が陥没した
写真は満ち潮に当たっていたため擁壁まで波が届いているが、台風の高波が押し寄せ続けたのが陥没の原因らしい
06:28 何はともあれ、相模湾全体で砂浜がやせ細っているのが最大の要因だろう
余計なダムや堰を日本国中の川に作るから、全国の砂浜の多くが砂の供給を断たれ、やせ細ってしまっている
何れこの国道の擁壁前はテトラポッドだらけになるかもしれない
06:29 路面は大きくうねり、生々しい乾物の様子が分かる
06:30 一部だけ岩場になっているが、史跡・稲村ケ崎に続く浜がテトラポッドに覆われる日も遠くない
そうなれば景観も台無しになるだろう
◎見出し写真の説明
06:37 だいぶ日が昇って稲村ケ崎の展望台に上がったが依然として眺望は良くない(右側の陸地と江の島の間に富士山が見える絶海ポイントなのだが)