もちろんバイジャパニース。
前の車に引き続き同じメーカーのフルタイム4輪駆動。「スバルXV」で色はハイパーブルーという明るい青。
流行の、燃費が売り物の車ではないが、走行安定性とスポーティーな走りが楽しめるクルマである。
足掛け14年乗った赤い色のレガシィはカーオブザイヤ―に輝いた美しいデザインで、エンジンは絶好調、足回りも全く問題なく、大いに気に入っていたのだが、内装がくたびれてきたうえ、やはり最新のテクノロジーを積み込んだ車にしようか、と乗り替えを決めたのである。
法定耐用年数の倍以上乗ったわけだから、まぁ、十分だろう。潮時でもあるのだ。
走行距離は91646キロ。良く走ってくれた。
もっとも足掛け14年間、主なドライバーは妻で、ガソリン代わりに体内にアルコール燃料を入れることが多く、仕事も忙しかった時期に当たっていたから、もっぱら最寄駅までの送り迎えに乗せてもらっていた。
しかも休みの日には自転車で身体を動かすことが多く、ほとんど助手席のヒトだったのである。
9万キロの走行距離の内、8万キロは妻が運転していたと思う。
妻は動きさえすればよい、というくらいの関心しか車には持たないが、「新しくするならやっぱり4駆がいいわね」と一つだけ条件をつけた。
レガシィの前に7年ほど乗った車も4駆だったし、通算すれば20年以上のキャリアになる。
燃費は若干悪くなるが、雨の日でも少々の悪路でも路面にピタッと吸いつくように走る安定感は独特のものがあり、運転そのものにさして興味を持たない妻でも、体感としてその安定性に魅かれるらしい。
乗っていて安心感がある。車というのは何と言っても安全性能が第一で、運転者に安心感を与えるのも重要な要素なのだ。
今度の車には業界草分け的な“愛妻人”いやもとい、アイサイトという名の衝突防止装置が付いているし、それ以外にも、これでもかという安全支援システムが搭載されている。
機械に頼るわけではないが、いざという時の保険である。
早速1人で試運転していたら、渋滞の対向車線から突然バイクが中央線を越えて走ってきて、すぐに元の車線に戻ったのだが、これを感知した防止装置が一瞬効いたようで、ガクンと急制動がかかりかけた。
今はごく当たり前になっているカーナビも、遅ればせながら搭載したし、普段遣いでは渋滞情報がリアルタイムで示されるところが便利そうである。
驚いたことに、ライトも自動で感知して点灯も消灯もしてくれるんだとか。
車線をはみ出せば警報が鳴るし、両サイドの後方に近づくクルマがあれば注意を促してくれる。バックする時はナビ画面に後ろの様子が映し出されるし、至れり尽くせりではないか。
このクルマに10年乗るとすれば、それ以降はぼちぼち免許証の返上を考える時期である。
とすれば、限りなく最後のクルマになるかもしれないのだ。
運転席が低い位置にあったレガシィと違って、今度は座面が高く、視界もなかなか良好である。
1カ月点検を済ませたら泊まりがけでどこかドライブに出掛けたい。ルンルン♪
生涯7台目となる新車
足掛け14年の走行距離
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