久しぶりに横浜に出た。
3~4か月に一度、不要不急ではない「ねばならない用事」があって、仕方なく…
感染爆発中の神奈川県内でもダントツに感染者の多い横浜、わけても玄関口の横浜駅の土日となれば、駅の東西に広がる繁華街にやって来る人たちで昼間からうんざりするほどの人混みを覚悟しなければならない。
午後1時少し前の15両編成の上り電車はさほど混んでいなかった。
臆病なボクは込み合う空間を恐れ、最後尾の車両に乗ったのでさらに乗客は少なく、土曜日の昼下がりにしては意外な10人少々とガラガラ状態だった。
横浜駅のホームに降り立っても人の数は少なめで、待つこともなく至極スムーズにエスカレータに乗れるほど。
そして3本ある東西自由通路の内、中央コンコースはいつも大変な混雑をしているので端から敬遠し、南端の南コンコースから東口の商業施設を目指す。
狙いどおり、こちらはガラガラ。
いつも混雑している地下街も想像していたほどの混雑はなく、ヒトをよける必要もないくらいスイスイと歩ける。
さすがのヨコハマ市民も1日2500人を超す感染者の激増ぶりにようやく危機感を抱き、不要不急の外出を控える傾向が出てきたのかもしれない。
随分と遅ればせながら、とは思うけれど、自粛するに越したことはない。
なにせ人流抑制が今最大の課題なのだから。
用事を2つ済ませた滞在時間は2時間。
勿論飲まず食わず。帰りの電車に乗る時に自動販売機でペットボトル入りの水を買って飲んだだけ。
西口界隈には昼間から開いているちょっとオツな飲み屋もいくつか知ってるんだけど…
長居は無用と一目散に帰ってきた。
午後3時過ぎの電車は15両編成の先頭車両を選んで乗ったので、来る時よりももっと空いていた。
この場面だけ見れば緊急事態宣言発出中ってことがしのばれるんだけどね…
それにしても焼き鳥の煙と匂いが恋しいったらありゃしない。
もう1年半以上寄りつけないでいる。
何時になったらあの油でてかったカウンターで煙に巻かれながら焼き鳥をかじり、焼酎の炭酸割とかをぐびぐびやれるようになるんだろうか。
そんな日はもう2度と来やしない……まさか、そんな…
驚いた! 横浜駅東口の百貨店と商業ビル、そして隣接するオフィス街に通じるペデストリアンデッキからミナト方面を見た光景だが、美しいベイブリッジの全景が見えていたのに、まったく影も形の見えなくなっていた
手前で建設中のビルが邪魔をして視界を遮ってしまっている
1989年に秀麗な姿を現してから30有余年、2階にあるペデストリアンデッキから見える光景が好きだったのに…
見出し写真は百貨店7階にある本屋の窓からのぞいてみたが、やはり見えなかった
ペデストリアンデッキからみなとみらい地区に通じる通路が日産本社(右端)のビルの胴腹を突き抜けて伸びている
その通路から見下ろせるギャラリーのガラスに目隠しが張られ、中からノリのいい音楽に乗って女性ボーカルの歌声が響いていたから、何かのライブでも行われていたのかもしれない
緊急事態宣言が出されていたって何事も無いかのようにオリンピックを開いちゃうくらいだから、たかがビルの一角でライブを開くなんて、小せぇ小せぇってか…