平方録

いつの間にやら大人びてきているようだ

小学校3年生の孫娘の姫がボクの預かり知らぬところで大いに成長しているようで、その成長ぶりの片鱗を耳にして耳を疑った。

長女夫婦がダンナの両親、兄、姉と一緒に北関東に家族旅行に出かけ、その時に姫たちとも合流して数時間を一緒に過ごした時の話である。
向こうのお姉さんからお土産にボールペンをプレゼントされたそうである。
姫はそのボールペンについていたキャラクターが大のお気に入りで、そのプレゼントには随分と喜んだらしい。

そしてどうしてこのキャラクターが好きなのか、自分にとってどれくらい大切なのかを丁寧に説明し、それにしても前からほしかったのでうれしくてたまらないなどと感想をるる述べ、しばらくの間お姉さんと親しく談笑していたのだそうである。
お姉さんとは初対面のはずである。
ボクの知る姫は案外人見知りで、知らない人の前では恥ずかしそうに下を向いてしまう姿しか見たことがない。

それがいくらお気に入りのボールペンをプレゼントされたからと言って、饒舌とも受け取れる態度で嬉しさを表現し、いきなり親しげに話をすると言うことが信じられない。
表現を変えれば、思わぬ善意を寄せてくれた人に対して愛想笑いをして謝意を伝えていると言うことだろう?
そんな世慣れた芸当をいつの間に身に付けたんだろう。
しかも、その話し方たるや、すべて敬語表現を交えての受け答えだったそうである。

これにはボクに報告した長女も驚いたようで、大人びた受け答えに加え、褒められたりすると身をくねらせてモジモジしたりして、普段のおてんば娘とはとても思えなかったと半ば呆れる風でもあった。
それを聞いたボクの方こそ腰が抜けそうになるくらい驚いたものだ。

普段ボクと接するときの姫は友達と会話している時以上にリラックスした口調になり、しかも時にはひっぱたいたりつねったり、やりたい放題なのだ。
そういう、いささか乱暴なところはあっても、おてんばであっても、姫の元気いっぱいの姿に相好を崩し、一緒になってふざけあって大騒ぎになり、妻からイイカゲンニシナサイ! とたしなめられているジジイなのだ。

その姫が相手によっては大人びてきちんとした敬語を使っている!? ホンマかいな?! という思いだが、姫は姫なりに急カーブを描いて成長路線をひた走っているようである。
ボクもそろそろギアチェンジを考えたほうがいいのかもしれないナ。
いや、そんな必要はないか…。両親と友達の間ってのがいてもいいかもしれない。



今日は秋晴れらしい=2017.10.26 am5:31


その15分後の5:46


さらに20分後の6:02 雲がないと光の変化も捉えにくいところがあるものだ
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