きれいな青空が広がったが冷たい北東の風が強く、自転車でのパトロールは端から念頭になく、歩いてパトロールしてみる気にもなれない。
そもそも咲いている花は極端に少ないし、目に見える世界は冬ざれの野や寒々しい林で色彩すらないと言ってよい。
鳥見という趣味も無いし、隠れている昆虫の類を見つける楽しみも知らない。
待ち望んでいる初音だって、こんな寒々しい日々が続けば、まだまだ先のことになりそうだし、寒風を突いて何のためのパトロールさってことになってしまう。
軟弱なものである。
せめて陽の光でも浴びるかと庭に出てみれば、チューリップやアネモネの芽は随分成長してきているし、こぼれダネで芽生えたクロタネソウやワスレナグサも無事に育っている。
ただ、あちこちにあったはずのネモフィラの芽が見つからないのは、こぼれダネのストライキだろうかなどと心配になる。
あの明るいブルーの小花が咲くと咲かないのとでは庭の印象も違ってくる。
やっぱり秋にちゃんとタネを蒔いて育てなければだめなのか…
そして気がついたのが去年暮れにせん定し、肥料をたっぷりくべて養生してもらっているはずのつるバラのうち、2種類でもう芽が動き出し、葉が芽吹き始めていたこと。
瑞々しくて軟らかそうな照葉を一丁前に広げ、もうすでに光合成を始めているようである。
おいおい、そんなこと望んでないぞ、まだゆっくり養生してればいいのに…と思うが、よりによって厳寒のこの時期になぜ?なのか。
門柱とそれに続くアーチに絡ませているバレリーナと家を背にした柵に這わせたサハラ98の2種。
両方とも日当たり抜群の生育環境下にあるが、同じ条件下には別の種類のつるバラが植えてあり、そちらはいずれも大人しくも順調そうに芽を膨らませている段階である。
風邪でも引いて体調を崩さなければいいが…
今日はこれから南関東でも雪が積もるところがあると気象庁が注意を呼び掛けている。
気象予報サイトで見てみると、ボクの暮らす地域のピンポイント予報では降り始めの午前8時と9時台に雪マークが付いているが、それ以降は日付が変わるまで雨マークになっている。
それでも降雪予報時間帯の気温は3~1℃だから、降り始めから雪ならば降った雪は消えずに残るだろう。
薄っすらとした雪化粧が見られるかもしれない。
でもそれで終わりにして、後は雨でさっさと消し去ってもらおうじゃないの。
降れば初雪だけど、雪はチラで十分だ。
芽生えてしまったバレリーナの葉
こちらはお目覚め直後か
今日は雪になるらしいぜ 大丈夫か?
こちらはサハラ98