玄関わきのプランターに見出し写真を含めた2種類のビオラが時期遅れで咲き出した。
これを見た山の神が「あらっ、これ、私が以前に買ってきて植えたビオラじゃない♪ きっとこぼれダネでまた咲いたのね♪ 」と痛くご満悦で、「抜いちゃだめよっ!」と厳命された。
まぁ、小さなプランターなので気の済むようにしてもらって結構なのだが、それにしても年を経て芽吹くとは、なかなか生命力に富んだビオラである。
こういう強さがあれば、ひょっとしていきなり氷河期が来てしまったとしても、十分生き残るんだろうね。
それはそうと、こぼれダネと言えば思い浮かぶのは"ゴラクイン"だろう。
漢字で書くと「ご落胤」だが、有名? なのは元禄時代に登場する"天一坊改行"である。
テンイチボウカイギョウは江戸幕府の8代将軍・徳川吉宗の非嫡子、隠し子、落としだねだと名乗って江戸の街を騒がせるが、町方に捉えられ、鈴ヶ森の刑場で首を落とされて処刑される。
紀州から出て来た男で、本当に吉宗が紀州の殿様だった時のお手付きだったとしても、幕府が認めるわけがない。
一旦認めてしまったら、後から後からご落胤が名乗り出てくるのは目に見えているし、そんな混乱の招来を防げないようでは幕府の一大事になりかねず、首をはねるしかないのだ。
憐れ天一坊…
将軍ほど身分が高くない男性だって、ご落胤を残すオトコは数多いたはずで、世間では父親亡き後にご落胤と名乗る人物が突然どこからともなく現れ、応対に出た嫡子の息子にいきなり「オニイサン 会いたかった!」とかなんとか涙ながらに語り掛けたりして…
その家が資産家だったりすれば、悶着が起こることは必然と言ってよい。
まっ、ゴラクインはゴラクインでもビオラのタネではそんな心配もないけれど…
ひょうきんな表情をしている♪
四角いところは寅さん似だろうか…ひょっとして…まさか、あの寅さんの…
無邪気な表情をして…
何か言いたそう…?
わが庭のご落胤と言えばクロタネソウ
去年今年とこぼれダネが芽生えるほどに放りっぱなしにしておいたらジャングルのようになり…
それはそれで一つの景観を成すものだから2年続けてのままにしているが、3年目もあるんだろうか
タネも個性的で絵になる♪
ご落胤と言えるのかどうか…こちらはネジバナ
去年この小さな鉢に突如現れ2本の花穂を伸ばしてランに似た小さな花を体をねじらせながら咲かせてボクを喜ばせた
それで1年間、この小さなプランターには手を触れずに来たのだが、いつの間にかこいつが伸びて来ていて…
それをしげしげと観察してみると、立ち上がった花穂が既にねじれていて、そうか、こいつ去年のご落胤か♪と喜んだのでございまする
去年は2本だった花穂が一挙に3倍の6本に増えそうだし…♪
西側のフェンスのつるバラ「ローゼンドルフ シュパリース ホープ」
病気のせいで去年はあまりよく咲かず、今年も一番花は完全にサボタージュ
二番花の時期になってようやく咲き出したが、花数は数えるほど
別の品種への植え替えも考えなくては…
散歩に出たら近所の神社の境内でヤマユリのつぼみが膨らみ始めているのに気付いた
開花まで、それほど待たなくても咲き出しそう♪
季節と言うのはどうしてこんなに早足なんだろう?
もう一か所、ボクが楽しみにしている崖地のヤマユリ自生地
しかし、今年はヘンな下草刈りをしたらしく、笹がはびこってヤマユリが負けそうになっている
なんてことしてくれるんだ…
ハギの花によく似た葉をもつ植物が紫色の花を咲かせている
名前を忘れたし、スマホのアプリで調べても「まさか」という答えばかりで埒が明かなかった
お稲荷さんの土手には白いホタルブクロが群れ咲いている
わが家のは薄紫だが、白もいいね
何の花だろうと近づいてみれば…
どんぐりの木の若葉だった
大嵐に耐えた庭のバラも最終版を迎え、ハンゲショウの化粧も濃くなりつつある
関東地方の梅雨入りも間近だろう