近所の寺の前を通りかかったら、門前の掲示板の下にスーパーの買い物かごのようなものが置かれていた。
近寄ってみるとかごの上にボール紙で蓋がしてあり、重石の小石が乗っている。
そしてボール紙には「ユズの実です。ご自由にどうぞ」と書かれていた。
ボール紙を外してどれどれと覗いてみると、きれいなユズの実がぎっしり詰まっている。
ボール紙には「ユズを取った後はきちんとボール紙で蓋をしてください。リスにもっていかれてしまいます」とも書かれていた。
なるほど、境内で実らせておいてもリスに食い荒らされるだけなら、門前を通る必要な人に分けてあげたほうがよっぽどいい、と住職は考えたのだろう。
そういう趣旨ならと、3個頂いてきた。
今週末の21日は冬至だし、ユズ湯で温まろうという魂胆である♪
焼酎のお湯割りにも垂らして使えば、いい感じかもしれないのでもう2、3個もらって来ればよかった。
今日もう一度行って、まだ残っていればもらってこようと思う。
例年になく寒い12月だが、間もなく冬至だと聞けば、がぜん気持ちが軽くなる。
なぜって、南回帰線まで行ってしまったわれらが太陽は、この日を境に北回帰線目指して戻ってくる。
「一陽来復」……何という素敵な言葉だろう♪
えっ、喜ぶのはまだ早い? 寒さの底はこれからだ、だって?
平気平気、だって、これから徐々に日が伸びる。夜が縮んでいく♪
途中経過はどうあれ、もうこっちのものさ♪
後戻りなんてできないんだから♪

裏山一面に植えられたツツジがきれいな寺で、それとなく色づいていた

咲いている花があると思ったら赤いボケだった

わが家のマンリョウのみは鳥に頬とんど食べられてしまったが、ここでは…

センリョウにも実がたわわについていて嫉妬を感じる

赤い実ばかりが目立つと思ったら、オレンジ色が登場

クチナシの実だった

赤、オレンジと色が続けば次は黄色でしょっ♪ いただいてきたユズの実

いつも元気な竹だが、冬は精彩が感じられない

わが家のマンリョウの実は鳥たちに食べ荒らされて、たったこれだけ

そのマンリョウの葉裏に夏の忘れ物が