午前4時直前、目覚まし代わりのラジオの天気予報が鳴り出したのに気付いてベッドから離れる。
夏至直前のこの時期、起き出して見ると晴れていれば特にだが、夜のとばりは既に跡形もなく消えていて、「んっ、寝坊したか?」と一瞬慌てさせられる。
半年前の冬至のころ、午前7時近くなってようやく明るさが増してきたのと比べると、雲泥の差である。
この昨今の早暁に我が家周辺ではガビチョウの鳴き声が誠にやかましく、黄金色に輝いて届けられる清明な朝の光がガビチョウの鳴き声でけがされるようで、誠に苦々しい。
春はガビチョウも子育てに忙しく、声高らかに囀る余裕がなかったのかどうか、子が育ち日脚が伸びるとともにやかましさが募るようになってきた。
南関東は梅雨入りが遅れているようだが、梅雨が明ける頃から始まって盛夏の間中、夜のとばりが退散しかけるかどうかという時間帯からヒグラシのセミ時雨がひとしきり続くのだが、まさかガビチョウと重なりはしないかと、それが心配である。
心に染み入るような情緒たっぷりのヒグラシの涼しげな鳴き声に、暑苦しいガビチョウの鳴き声がかぶさるようなことになったらぶち壊しではないか。
5時半を過ぎてガビチョウが大人しくなったせいか、他の鳥たちの鳴き声が聞こえてくるようになった。
ウグイスが近くに来て♫ホケキョと鳴いているのが聞こえる。
「日本の侵略的外来種ワースト100」に含まれるガビチョウの音量の4分の1くらいの静かな鳴き声である。
そう、日本に古くから住み着いている鳥の鳴き声と言うものは、決してがなり立てたりせず、慎み深く、上品な鳴き声なのだ。
ウグイスの鳴き声などに包まれていると誠に心地よい♪
鳥の鳴き声に限っての話だが"移民政策"は門戸開放ではなく、鎖国で良い。

近所の寺の庭を訪れると水が勢いよく流れ、岩にたたきつけている音が響いていた

池の奥の崖から一筋の水が勢いよく流れ落ちて滝が出来ている
池の水をくみ上げてポンプで上まで上げ、落としているらしい

水面にはスイレンが咲き出している

ツツジが終わるとこの寺はスイレンの季節になる

池の奥、形の良いねむの煮の下では黄色いスイレンが

梅雨が明ける頃になるとネムの花が咲く

梅雨入りが遅れているそうで、夏空が時折顔をのぞかせる

石の仏さんの頭や背中に直射日光が照りつける

この寺はガクアジサイが多い

観光コースから外れているため、ほとんど知れれていない

境内は整備され、花の寺として知る人ぞ知る隠れた存在

長谷の長谷寺がアジサイで人気だが、こちらをガイドブックに載せたら…

禅寺の庭とはまた違った美しさ

階段の脇に小さな花が咲いていた

自然の岩壁をうまく利用した作庭

小さな竹林だが…

なかなかいい雰囲気を醸し出している

本堂脇のノウゼンカヅラが咲き始めていた
梅雨が明けると今度は門前に並べられた鉢にハスの花が咲き出す