寒くて不景気で、冬の雨ほど腹立たしいものもない。
しかし、一昨日から降り続いた雨は量もそこそこにあって、カラッカラに乾ききっていた庭がたっぷりの水分を含んで黒々と蘇ったのは何よりだった。
折も折、昨日3月5日は「冬ごもりの虫が這い出る」といわれる啓蟄。
地虫出て土につまづきをりにけり 上野章子
わが家でも、しっとりと濡れた庭のあちこちでこういう光景が見られたはずである。
這い出してきたのは何も虫たちだけではない。
動き回ることができない植物たちだって、もぞもぞし始めている♪

表札の下の三角の花壇で植えっ放しのアネモネがいつの間にかこんなに膨らんで…

何色の花が咲くのだろうと期待が…

…と思ったら、こちらの花壇ではもっと進んでいて、いまにも開きそう

この様子だと、お日様が照っていれば開いていたと思われる

ニリンソウの中心に名前の通り2つのツボミが膨らみ始め、一つは間もなく咲いてくれそう♪

ボケもスタンバイ

こちらもお日様さえ出てきたら…

カラカラな時期と比べて別な花のように生き生きと咲いている♪

新聞販売店が「どうぞ」と言って持ってきたスイセン

株も大きくなり、こちらもしっとり濡れてよい花を咲かせてくれている