あれは「13日の金曜日」のことだった。
重たい鉢2つと格闘して「空蝉」と「ノリコ」のせん定と土替え、そして寒肥くべを終わらせた後だった。
なんとなく腰のあたりが重苦しいような、存在感があるような感覚がじんわりと漂い始めたのだ。
庭仕事などで腰を酷使すると時々「天使の一撃」を食らい、痛いし動けないしで往生するのだが、「その気」が漂ったのである。
暖かかったので心も体も軽く、普段は慎重に取り扱う重い鉢も、何の躊躇も無く足腰を踏ん張って動かしたり、根鉢に重い土がついたままの株を無造作に引っ張り上げたり…
「失敗したかな…もう少し慎重にやればよかったか…」
そう思ったが、もう後の祭りだ。
夕方、風呂にいつもより長くつかり、優しく腰をもみほぐすようにして、以前、整形外科で処方されたロキソニンテープの残りを腰に張り付けて様子を見る。
そして、いい塩梅に昨日一昨日と2日続けて雨が降り続き「コタツにシミ」状態を続けたのが幸いしたか、今朝起きてみると腰は何事も無かったように軽くなっている♪
とりあえず虎口は脱したかのようである。
それにしても危ない所だった。ヤレヤレだ。
残りは中くらいの鉢2つと地植えの株5本。
もう腰を酷使しなければならないような作業は残っていない。
これを片付ければ初夏の開花シーズンを待つ準備は完了する。
後は新芽が伸びるころに出て来るアブラムシや、新しく伸びようとする枝先やツボミをかじって穴をあけるクロケシツブチョッキリの被害が出ないように見張っていくだけだ。
作業はあと少しを残すのみ。
階下のリビング前のテラス東側にある木製の柵に絡ませていたモッコウバラを別の品種に変えようと、モッコウバラを取り払ったところ、柵の一部が腐っていてグラグラしていることが分かり、作り変えることにした。
月末に工事が入ることになっている。
モッコウバラの後には昨年暮れに「ピエール・ド・ロンサール」の大苗を植え、ただいま養生中♪
「ノリコ」のせん定作業で出たつぼみを活けてみた 開くかどうか…