もう何日目になるのだろう…
太陽を見ていない。
ソーラーカーのように、太陽の光と熱をエネルギーに変えて生きているので、この状況はいささかつらい。
電池は切れかかっている。
電池がすっかり空になってしまったらどうなるのだろう…
非常用電源というものが備わっているはずだが、どこにあるか知らない。
容量は?
ちゃんと作動してくれるのかどうかも定かではない。
光合成のできない植物たちも大変だろうと思う。
今頃悲鳴を上げているな、きっと。
芽が出たばかりのコマツナやレタスミックスの芽がヒョロヒョロと徒長し始めてるぞ。
沈黙を余儀なくされているセミたちの、わずかな雨の止み間を捉えて響く鳴き声が痛々しい。
トンボやチョウたちはどうしているんだ?
そう言やぁ、鳥の鳴き声も聞こえてこない。
羽を寄せ合ってじっとしているにしたって我慢の限界ってものがあるだろうに。
腹も減るだろう。
そろそろ脳のシナプスに電流が流れなくなってきた…