朝の内は雲が多くてはっきりしない空模様だったが、9時前あたりから青空が広がり始める。
ただ、風は冷たく、久しぶりに自転車でパトロールでもしてこようか…という気持ちはすぐに萎えた。
こんな冷たい風が吹き抜けているようなら、初音なんてまだまだ先の話だなと思いつつ、ひょっとすると「我こそは」と先走るお調子者が居ないとも限らないと、かすかに期待しつつ散歩に出た。
しかし、近所の池と森の公園にはまだ雪が残っているところもあり、家のベランダで感じた風の冷たさとは比べ物にならないくらいの風の寒さで、まさに唱歌「早春賦」の描く世界が広がるばかり…
春は名のみの風の寒さや
谷の鶯歌は歌えど
時にあらずと声も立てず
時にあらずと声も立てず
氷解け去り葦は角ぐむ
さては時とぞ思うあやにく
今日もきのうも雪の空
今日もきのうも雪の空
春と聞かねば知らでありしを
聞けば急かるる胸の思いを
いかにせよとのこの頃か
いかにせよとのこの頃か
毎年のことだが、佐保姫様は寄り道、道草がお好きらしいから、まだまだじらされるんだろうなぁ…
近所の池と森の公園ではまだ雪が消え残っている場所があった
中央の裸木はニワトコ
暖冬の影響でたくさんの新芽を吹いていたが、このところの寒さにやられてチリチリに黒ずみ、全滅していた
定かではないものの、生え際が何となく明るんで、角ぐみ始めたアシ
薄ぼんやりした空だったので富士山は見えないだろうと思っていたら…
丹沢山塊の山々にもまだ雪が消え残っている
運動公園のカワヅザクラがいよいよ満開に
この花の周りだけ爛漫の春♪