夜明け前。
霧のような雨が降っている。
ほとんど濡れないので、しばらくベランダに立って辺りの空気に溶け込んでいるとヒグラシが鳴き始める。
4時23分頃からほぼ10分程度…すでに夕方のヒグラシは聞いていたが朝のセミ時雨は今夏初めてだった♪
2度目の「お試しパトロール」に出かけた。
まだ股関節の左足の付け根部分に若干の違和感が残っているが、他の違和感や痛みはすべて消え去っている。
湘南海岸自転車道に乗り入れるのはひと月半ぶりくらい。
まだ夏休み前だし、そもそも月曜日は人が少ない。
それでも暑くなる前はジョギングする人がチラホラいたものだが、さすがにこの暑さだとめっきり減ってしまうので、走りやすい。
風速2mくらいの南西の風が吹いているので向かい風だが、心地いいことは心地いい。
ただし、ひと月半のブランクがあると心肺機能も足の筋肉も元のようなわけにはいかず、向かい風で少し息が切れる。
切ない気持ちになるが、まぁこれはひと月かふた月もあれば元に戻るだろう。
ジジイだからその辺りの回復度合いは若干遅めだろうけど…
肉体の衰えに直面するということは、なかなか微妙なことで、できればそんなもの感じないで済ませたいが、還暦を過ぎ、さらに一山越えてはるばる来ると、もう目に入る景色は下り坂ばかり。
NHKでヒノショーヘーが上り坂で散々苦しめられた挙句、長い下り坂をスピードに乗って勢いよく走り下りながら「ジンセー下り坂最高ぉ~♪」と絶叫する場面があった。
まぁ、下りる坂があるということは、ヒーヒーハァーハァー言いながらも高いところまで登った証でもあるんだろう。
何れにしたって、どうせ下りなきゃならないなら、眺めの良い坂を下って行きたいものだ。

相模の国と武蔵の国の境を流れる境川の左岸沿いに江ノ島の前の河口に到着

午前10時過ぎの平日の浜辺は閑散としている=片瀬西浜

生憎、富士山は見えず

入道雲は立派だった

引き潮で波打ち際が沖に後退している=辻堂東海岸





ほとんど人影のない自転車道


烏帽子岩が目の前に見える茅ケ崎東海岸 ここでUターンしてきた

帰り道は南西の風に背中を押され実に楽チンだった

辻堂東海岸に立て看板がある

あした浜辺を さまよえば
昔のことぞ しのばるる
風の音よ 雲のさまよ
世する波も 貝の色も♪

「浜辺の歌」の作者・林古径が詩の着想を得たのが若いころ住んで良く眺めたこの海岸なのだという

またハマゴウの群落地に寄ってみる

少し花数が増えている♪

これから最盛期を迎える♪
走行距離は29km。40km程度と思ったのだが、まぁ、焦らず徐々に延ばして行こうと思う。