今朝は久しぶりに1時間近くも寝坊した。
目覚まし代わりのラジオニュースの冒頭部分は記憶がかすかにあるのだが、ご丁寧にスイッチを切ってから寝込んでしまったらしい。
だいぶ明るくなったベランダに出て見るとすでにヒグラシのセミしぐれは終わってしまっていて、鳥の鳴き声も聞こえず、シィ~ンと静まり返っていた。
こういう時の静けさって、失敗感を際立たせるもので、そこはかとない焦りのようなものが身を包んでくる。
まっ、冷静に考えれば別に失敗したわけでも何でもなく、単にルーティンの開始が若干遅れることになっただけなのだが…
365日の間にはこういう日もあって、そういう時は普段と同じことをしなくってもいいだろうという声もどこからか聞こえてくる。
そういう柔軟さ ? も時には必要だよ、とその声の主は追い打ちをかけてくるし、怠けものは渡りに船とばかりにすぐに同意してしまうのである。
すると目の前に‟楽ちん小路”という名の細い道が現れるって寸法なのだ。
原則は明確に 対応は柔軟に ! えへん。
予報外れの晴れ間が広がった日曜日に続き、曇りか雨の予報に反して晴れ間がのぞいた月曜日。
前日はパンク修理に時間を取られ、久しぶりの太陽光線を十分に浴びることが出来なかった分を取り返そうと海辺の道を走ってきた。
例年だと海の家が店開きしていて海水浴客でにぎわい始めるころだが、今年は1軒も無し。
寂しいと言えば寂しいが、砂浜が広々としているのもまたヨロシ。
ブルーシートのカップルの会話
「ねぇ、あのカラスたち私たちを狙ってない ? 薄気味悪いわ」
「そういやそうだな。よしっ、近づかないように見張ってるから安心してていいよ。こらぁ~カア公、あっちいけぇ~」
その傍らを3人の水着姿の若いお姉さんが歩いていきます…
「この辺はどお ? 」
「いいかも知れないわね」
「ココにしましょう」
「そうしましょう」「そうしましょう」
ブルーシートを広げ始めたけれど、もっと広々とした乾いた砂の上の方がいいんじゃないかと思うんだけれどねぇ
ヒトは本能的に水辺に納まりたがるんだろうか
「ブルーシートなんてダセェよ」
日傘のお姉さんは服を着たままでありますなぁ
「お嬢さん、浜辺での服着用は禁止ですぜ。うっそぴょ~ん」
波がないとサーファーが出てくる
海水浴場が開かれれば彼らは別の水域に行かなければならないところだが…
今夏の浜辺はこういうテントが花盛りになることだろう
遠浅の海…遠き日々の記憶…
濡れるのが怖くなくなると、がぜん楽しくなるんだよな
以上、日差しはこぼれてくるものの相変わらずの夏空には程遠い鎌倉・由比ガ浜海岸からでした
かつて「東洋のマイアミビーチ」と呼ばれた片瀬西浜はごらんの通り
月曜日だもんね 海の家もないし
本土と江ノ島の間に砂嘴が現れるのは珍しくないが、こんなに広々と現れるのを見るのは初めてかもしれない
江ノ島ハイウエーじゃん