長年のサッカーファンの1人として素朴な疑問がわいた。
明日10日のJ1リーグ各チームの試合日程を眺めての感想。
FC東京vs神戸 調布・味スタ
川崎Fvs徳島 川崎・等々力
浦和vs横浜FC 浦和・埼玉
柏vs名古屋 柏・柏
予定されている10試合中、4試合が首都圏4都県での開催だ。
この東京、神奈川、埼玉、千葉の4都県は今まさにコロナ対策の緊急事態宣言が出されっ放しになっているところ。
去年春に初めて緊急事態宣言が出された時はプロ野球も含めて甲子園の選抜高校野球大会もそうだったが、開催さえできずにじっと息をひそめていた。
確か大相撲だって一場所中止になったよな。無観客で客の声援も拍手もない中での場所ってのもあった。
緊急事態宣言が解除されているならともかく、この4試合は人数制限付きながら観客まで入れての開催だ。
1年経つとこうも違うんだ。
それほど「緊急事態」じゃなくなっているというなら名前を変えたほうがいいんじゃないか?
気象庁に倣って「感染注意報」とか「感染警報」とか。
それで花粉情報みたいに「居酒屋では飛沫濃度が高まるためマスクは必携です」とか、天気予報を真似て「電車内ではソーシャルディスタンスが取れないのでマスクを持って出かけたほうがいいでしょう」とかなんとか…
どうしても「緊急事態」という表現にこだわりたいなら、もう少し緊張感を持ってもらえるような緊急事態っぽい枠組みを用意したり、繰り返して注意を促さないと国民には伝わらないんじゃないか。
最近は「不要不急」なんて言葉も聞かれなくなったし、「外出自粛」なんてのも端から諦めちゃってるみたい…
リーグ戦のサッカー試合の観戦って不要不急どっち?
そんなこんなで繁華街やターミナル駅も随分と混みあっているらしい。
なんだか全体としてズルンとしちゃって緊張感が伝わってこないんだよな。
国民相手には役人に対するように、人事権を振りかざして脅せないものだから勝手が違うんだろうけど…
ガースってのはその程度だってこと。
(見出し写真はわが家でも咲き始めたボケ)