抜けるような青空が広がり、しかも風は弱く、最高気温は20℃を超えるという絶好のパトロール日和が、何と2日も続いたというのにジッと家にへばりついていた。
体調が悪かったり、どこか痛んだりしたわけでもない。
育苗中のパンジーの苗など、来春の花壇の主役たちを定植させなければいけない時期が来ていて、まごまごグズグズしていると適期を逃してしまう。
朝食の後1~2時間、新聞に目を通し、いつもチェックしているブログの数々をのぞき見した後、真夏と同じような短パンとTシャツ姿になって長靴を履き、庭に降りる。
幸いなことにあれほどうるさく付きまとってきた蚊は、姿こそ見かけたがあまり元気がなく、刺されることも無かった。
先ずは階下と2階のベランダに置いてあるプランターから今まで楽しませてくれた1年草を引っこ抜き、土中に残った根っこなどをきれいに取り除いた後、水はけが良くなるように赤玉土を加えたり、腐葉土や堆肥を混ぜて土を調える作業に専念する。
いつだったか、こうした作業中に「魔女の一撃」を食らって激痛に悶絶し、はいつくばるようにしてベッドに倒れ込んで一晩中、痛みに耐えて唸り続けたことがあった。
以来、なぜか魔女に気に入られてしまい、たびたびぎっくり腰の一撃を食らってきているので、さすがに学習したというか、あの痛みと不自由さはこりごりなので、作業は休み休み、腰を伸ばし伸ばし、あるいはだましだましやるしかない。
従って、作業効率は悪いし、時間もかかる。しかし、背に腹は代えられず、魔女につけ入るスキを与えないように慎重に慎重に進めるしかない。
と言っても右のプランターを左に移さなくてはいけないというような場面では、やはり両手と腰を使ってヒョイと持ち上げ、起重機のように動かすのが一番手っ取り早い。
「これくらいは大丈夫だろう」…魔女の目の前で舌を出してベロベロバァ~をやって挑発するようなものだが、そうやって何度か危ない橋を渡りながら、何とかプランター類の作業を終えた。
後は地面に直植えしている植物の整理と撤去をして、土壌の調整をして用意している苗や球根類を植えれば、とりあえずの準備作業は終了できる。
ただ、2日連続で酷使した腰をさらに連続して使うような状態こそ魔女の好物なので、今日あたりは完全休養の中休みをとって肩を透かしてやらうと思う。
酷使と勤勉さ…この2つは遠ざけておくに限る。
ベロベロバァ~♪
庭のタイワンホトトギスもそろそろおしまいが近づいている