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平方録

邪魔しないでくれたまえ!

最近、左の膝が痛む。
痛みを感じるのは膝の内側の辺りで、今のところ歩くのには支障がないからスタスタ歩き、自転車を漕いでもなんともない。
そんなわけで、傍から見れば健康そうなジジイである。
しかし、朝起きて2階から階下に降りる際が厄介で、手すりにつかまりながらガニ股でノロノロとしか降りられない。
ところが、何度か上り下りするうちに痛みも感じず普通に下りられるようになるから、察するに潤滑油不足か膝関節の‶暖機運転〟不足が原因かもしれないとチラッと思う。
だとすれば経年劣化で、老いたということの証じゃないか。
加えて気温の低下とともに痛みが出てきたように感じるから、春になればケロッと治っているのかもしれない。
だとすれば当面はじたばたせず、「春よ来い」のミヨちゃんの心境でいればいいということになる。
コロナごもり…冬ごもり…

高校時代にサッカー部でボールを蹴っていた時、右ひざを負傷したのが元で30代~40代にかけて自転車を長く漕ぎ続けると古傷がズキズキ痛むようになり、長距離を走った帰り道に痛くて膝が動かせず、半べそをかきながら左足だけでペダルを漕いで戻って来たことがあった。
その後も同様なことが続いたが、ゴルフなどと言う亡国の遊びに「業務命令だから」と強制的に付き合わされて10年ほど自転車から離れて再び戻ってみると、不思議なことに痛みは霧のように消えていて今に至っているのだが…
それが今度は左足ってわけで、気分としては実にコンチクショウなのだ。

痛くなった理由でもはっきりしているなら、対応策というのか対処の仕方も違ってくるのだろうが、突然降って湧いたようにじわじわ来られたんじゃ、しばらくは様子を見ることぐらいしかできない。
まったく余計な荷物を背負わされたものだ。
これが高じて歩けなくなったりしたら一大事だし、坐禅を組めなくなったなんてことになるのもシャクである。
そんなわけで今、膝の様子を注意深く見守っている所なのだ。

足腰と心肺機能の維持・強化に向けて歩いたり自転車を漕いだりして、ひいては全身の状態を健康に保とうとしているのは自分のためでもあるが、膨らむ一方の高齢者医療費や介護老人費などの面でお国にはこれ以上の面倒を掛けまいという一介の庶民のいじらしい気持ちの表れでもあるのだ。
そういう健気なドリョクをしている最中だというのに、よりによって関節に不具合が生じるなんて…
邪魔しないでもらいたいものだ。
痛いの痛いの飛んでいけぇ~ ♪ 


(見出し写真は近所の池のある公園の晩秋の風景)
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