いましたいました、粋でいなせなオア兄さんが♪
ホォ~…ケキョ……ホケキョッ…ケキョッ…
まだちょっぴり冷たい空気を纏っている森の、池の向こうの竹藪の奥から木々の明るい枝先に出てきた1羽が、例の透き通った甲高い鳴き声を真っ青な空に響かせておりました。
世間は2が3つ並んでニャンコの日だそうでありますが、当地では待ちに待ったウグイスが初めて歌声を響かせた初鳴日と言うことになりました♪
隣町の森に遅れること2日。
女流画家のブロ友さんが20日の月曜日に隣町の森で聞いたと21日のブログに書いていて、ちょっと嫉妬に近い感情を抱きかけていたのでありました。
何故って、こちらは18℃を超える春の陽気に包まれた18日の土曜日から、気合を入れて尾根歩き森歩きを始め、初音はまだかと聞き耳を立て始めたからでございます。
でもヨカッタヨカッタ。
2日遅れくらいは誤差の内みたいなものでありませう♪
他のへっぴり腰のオス連中を尻目に、ちょっと粋がった勇み足肌気味な威勢のいい若者がいたんでごぜぇやすよ、当地の森にも。
それが何よりうれしい。
若者はこうでなくっちゃ♪
んっ? 何をごちゃごちゃ大袈裟な、たかがウグイスの話だろうが…ですと。
やだなぁ、大自然の営みの一つのどこが「たかが」なんですかね。
もしこの鳴き声が地球上から消えてしまったらとしたら…
何より、古来、日本人の感性はウグイスに限らずホトトギスだってウメの花だって、卯の花だって、まだかまだかと聞き耳を立て、目を凝らし、あるいは鼻腔をひくつかせながら待ち望んだんでありますよ。
そうやって季節の移り変わりを愛でつつ生活に利用し役立てて来た…「あぁ、もうそんな季節になったのか…」
いわば生活の一部…大切な道しるべでもありました。
何より待ち望んだ春の到来を告げる「春告鳥」じゃありありませんか。
季節感がどんどん薄れていく現代の世の中で、変わらずに季節を届けてくれるこうした大自然のほとばしりを気に掛けるのもまた、極めて自然な流れなんだろうと、そう思うんだなぁ♪
昨日はとても良い日でありました♪
お昼少し前の近所の池と森の公園でのことでございました
聞き慣れたあの透き通った甲高い鳴き声が空から降って…
多少のリスクなんか問題にしない、いなせなオア兄さんがきっと清水の舞台から飛び降りる気分で…なんでせうな
ちなみに22日は一昨年の21年2月21日とほぼ同じ初鳴日と言うことになった
♫頭を春霞の上に出しぃ~
佐保姫様のご機嫌もよろしいようで
散ってしまわないうちに、この枝にも飛んできて春の到来を告げることでありませう