昨日に引き続き北鎌倉の浄智寺。
右の建物は「曇華殿」と呼ばれる本堂 左は書院
茅葺屋根の書院と庭
この苔むした庭に季節季節の1年草の花々が密集して咲き乱れるところは、なかなか見応えがある
何が咲くかは咲いてからのお楽しみという、自然一杯の野原のようでもあり、季節ごとに訪れるのが楽しみな庭といえる
あるがまま、自然のなすがままの庭…
あるがまま、自然のなすがままの庭…
大正13年に建てられた書院の窓ガラスは昔の波を打つようなゆがみのある板ガラスが使われていて、風情を醸している
東北地方の曲がり屋風の屋根を含めて素朴な佇まいは美しくさえある
庭の一角では毎年サクラソウが咲く
木の根元にも何気なく咲いていて、花数はこれから増えるだろう
まだマンサクが咲いている
書院の屋根越しに見える裏山もまた絵になる
墓地との境の竹藪を抜けて書院の正面へとつながる参道を進む
さらに進むと「頭上よりの落石注意 急いで通行願います」という立て看板
落石? と頭上を見上げると、確かに崖がオーバーハングしているように見え、大急ぎで通り抜ける
クワバラクワバラ
岩壁に掘られた素掘りの小さなトンネルを抜けると鎌倉七福神のひとつである布袋尊が祀られている
福徳円満の御利益があり、お腹をさすると元気がもらえると言われているためか、お腹の辺りが黒っぽく変色し、つるつるになっている
福寿草を見に行ったのだがもう終わりかけていた
前日までの北風が止んで、きれいに晴れ上がった空にくっきりと姿を現した富士山
こういう一点の曇りも無いような富士山は年に何度も見られるものではない
一方で、気温は平年並みだそうで、まだそれほど上がらず、期待して聞き耳を立てながら歩いたのだが初音はまたしてもお預けだった