南極観測の基地の一つであるアルゼンチン隊のエスペランサ基地で6日、南極としては過去最高となる18.3℃が観測されたという。
これまで観測されたの最高気温は2015年3月24日の17.5℃だそうだ。
世界気象機関(WMO)が7日に発表したもので、共同通信が伝えた。
18℃っていうのは日本では風薫る初夏の気温だろう。
それが南半球は今の時期、冬の北半球とは真逆の夏だからということを割り引いても南極ってそんな気温の出る場所なのかと驚かされる。
18℃もあるんなら観光には最適と言っていいくらいの気温じゃないの。
目ざとい観光業者は黙ってないだろうな。
手ごろなツアーでもあれば寒さの苦手なボクだって南極観光に出かけるチャンスが巡ってきそうだ。
WMOは「風がヤマを越え、乾いた熱風が吹き下ろすフェーン現象が起きた可能性がある」とみているようだ。
まぁ、特殊な条件の下での気温だって言いたいのかもしれないが、そもそも南極半島ってのが極寒の南極大陸から南米大陸に向かって伸びている半島で、近年、温暖化の進行が著しい所のはずだ。
その証拠に、WMOによれば過去50年で平均気温が約3℃も上昇し、半島西岸の氷河は過去50年で87%もが失われているという事実を目の当たりにすれば、驚きを通り越して心配になってくる。
スウェーデンの少女・トゥーンベリさんが怒るわけだ。
考えなくてはいけないのは、地球上の生命の生存に決定的な影響をもたらすような変化は、巨大な星に衝突されたりするようなケースを除いては、ある日突然やって来るのではなく、じわじわとボクたちの身の回りに忍び寄りながら、目立たぬように目立たぬように用心深く作業を進めるのだ。
だから気が付いた時には後戻りのできない深刻な事態になってしまっているってのが、そのシナリオなんだと思う。
そのことに気付くか気付かないかはひとえにボクたち自身にある。
今度の18.3℃はボクらに気付かれないように用心深く環境を変えようとしている温暖化というモンスターが油断してチラリと見せた後ろ姿なのだ。
ひっ捕らえてがんじがらめにふん縛ってやらなくちゃいけない。
それには世界中が一つにならなければなかなか敵う相手じゃない。しかし、その足並みがなぁ…
1274年の文永の役で蒙古軍の攻撃が失敗したあくる年の1275年、蒙古は鎌倉幕府に降伏を求める使者5人を送ってきた。時の執権北条時宗は腰越の常立寺で5人を処刑、弘安の役へとつながっていく。
今もこの寺には5人の墓が残され、大相撲の白鵬らが墓参に訪れたこともあるそうだ。
この寺のしだれウメが盛りを迎えていた。
香りを嗅ぎながら佇んでいるとメジロとシジュウカラが盛んに蜜を吸っているのに気付いた。それにしても動きの速い連中でスマホで撮るのは至難だったが、ピントはともかく姿を捕えることだけは出来た。