今年もこの花が咲く時期になった。
ヤマユリの豪華で華麗な花の塊にうっとりしたあと、ヤマユリが咲いていた崖際を離れて歩き出そうとして、畑の縁の緑の中にこの透き通った青い花がたくさん咲き始めているのに目を引かれる。
ツユクサ…
どこにでもある、ちっぽけでありふれた花だが、その場を去りがたく、思わずしゃがみ込んで写真を撮りまくったのは今シーズンの初見だったからだと思う。
朝露に濡れながら陽の光を浴びて輝くさまは言わずもがな、この時は若くて瑞々しい緑の葉に囲まれて点在する明るい空色がやけに鮮やかなものとして目に映ったからでもある。
夏大好き人間を自認するのは、ヤマユリの花に出会え、ヤマユリが終わった後もこのツユクサの青い花が身の回りにあふれるから…ということも影響しているのかもしれない。
連想するのは夏の海の青さであり、夏空の吸い込まれて行くような澄み渡った青さを思い起こさせるからでもある。
こんなちっぽけな花なのに、広々とした大きな世界を連想させてくれる…
この夏、またツユクサに出会えた♪
緑と青と、そして黄色の3色の絵の具があれば、絵は描けてしまう
iphoneで撮ったのだが、珍しく良くピントが合ってくれた♪
雌しべの先に花粉がくっついているのまで写っている
こっちの雌しべにもたっぷりの花粉が…
真夏の光景…それも朝露が降りた早朝の世界のイメージ
もう一度目に焼き付ける♪