強風や雨にたたられて自転車でのエクササイズが出来ず、コタツのシミ状態を続けていたが、やはり何事にも終わりはやってくる。
といってもきれいな青空が広がり、爛漫の春の空気が辺り一面に満ちていたかと言えばそうでもない。
全天に雲が広がっていて、しかし幸いなことに雲は分厚いものではなかったから、時折切れ間から弱い光が漏れてはきた。
しかし、真冬の寒波はさすがに去ったものの、気温の上昇はためらいがちで、おまけに北西の風が4mくらいあって、いささか鬱陶しかった。
それでも自転車に乗って出掛けたのは、肺の隅々まで達している毛細血管の奥に酸素を送り届けなくっちゃ、という切羽詰まった事情と、第2の心臓ポンプと言われる脚の筋肉のメンテナンスを兼ねてのことである。
速い話が心肺機能の点検っていう分け。
何せ金、土、日、月曜日と4日間もロクに動かせなかったのだ。
まだ短パンの下にはタイツを履いて防寒に努めているが、これで気温が20度に達するようなことになればタイツは脱ぎ捨てることになる ♪
予報では今日のわが海沿いの地域の予想気温は19℃。
これで風がなければ冬支度では暑すぎるということになるが、それも風が弱ければの話。
予報では7~8mの北西風らしいから、かよわいボクには向いていない。
何も人生賭けてるってわけじゃないんだから、わざわざ向かい風に立ち向かうなんて真っ平御免だね。
ジジイなんだからぬくぬくぬくぬく…
それにしてもコロ公の奴め。
早く自由を取り戻したいよ。
先ず偵察を兼ねて湘南海岸自転車道へ行ってみた
案の定、幅4mのコース上には大量の砂が吹き寄せられ、新調されたばかりの高さ1・5mの防砂柵がすっかり隠れてしまうほど
それでも管理者は1m余りの幅で砂をどけて通路を確保していたが、すれ違いも満足にできない状態
一部では徐砂作業が始まっていたが、防砂柵は埋もれたまま
これでは今日吹くはずの北西風で多くの砂が再び路面に戻ってしまうだろう
かすかに防砂柵が見えているが…
この地下道部分は先月までは大量の砂で埋まってしまっていたが、完全に排除されていた
てなわけでコースを走るのはあきらめ、この地下道をくぐって国道134号を横切り引地川沿いの道を北上することにした
藤沢市大庭付近の庚申塔の周りに落ち椿の花園ができていた
一句ひねらなくちゃな…
庚申塔の後ろ側にも細い道があり、ここは厚木方面からくる街道筋でここで二股に分かれていたのだという案内板が設置されていた
「左ふじ沢」という細い道をちょっただけ登ってみるとボク好みの感じのいい道が続いている
でもこの時はもう腹が減って腹が減って…探索は次のお楽しみということにして途中で戻ってきた
庚申塔に少しだけ離れて顔の一部が欠けた道祖神が祀られていた
顔がかけている…ひどいことをする奴がいるものだ
辺りではしきりにウグイスの鳴き声が響いている