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平方録

幽霊の正体見たり枯れ尾花

共同通信が7日にトップニュースとして配信したニュースを読んで目が点になり、挙句に呆れてパカンと開いてしまった顎がそのまま元に戻らなくなってしまった。
余りに馬鹿馬鹿しく、その度が過ぎると得てしてこうなる。

日本学術会議の任命拒否問題に関する記事で、複数の政府関係者が「任命を拒否した6人は日ごろから安全保障政策などを巡る政府方針に批判的で、なおかつ外部に向かってそうした意見表明をしてきたことから、学術会議内でも反対運動を主導しかねないことを危惧したためだった」と証言したんだという。
ガースをはじめ政府高官は「個別の人事については説明しない」とナントカの一つ覚えのように繰り返すだけで埒が明かなかったが、やっぱりそうだったのかという当初の推測がぴたりと的中した。
それだけ、他に理由が見当たらないような無理で強引な任命拒否だったことが今回の証言で裏付けられたってわけだ。
それにしたってビクビクしすぎだろうよ。幽霊の正体見たり枯れ尾花…の類だろうな。情けない。

それがアメリカ大統領選の結果が決まらず、日本はもちろん全世界の耳目が大統領選の結果の方に集まっている最中、いわばどさくさに紛れるようにして真相が漏れて来たってことは、この事実を大きく扱われたくないガースたちの浅慮だろう。
しかも、本来なら国会でガースがはっきり説明しなきゃいけないことだが、それが出来ないからこういう姑息な方法で真相を明らかにしてうやむやにしようという魂胆だろう。
加えて、今回の乱暴な1件をカモフラージュするように、任命拒否と何の関係もない学術会議の税金の投入の仕方に焦点を当てて、会議そのものの在り方が良かったのかどうか…という論点のすり替えまでして問題の本質から国民の目をそらそうと躍起だ。
ただ、その論点ずらしに国民の大多数がまんまとごまかされ、NHKの世論調査では学術会議の在り方を議論すべきだという意見が50%を越えていたからガースもニンマリだろう。

これじゃアベなんちゃらの時のモリカケサクラと同じで、ガースはこれで逃げ切れると踏んだからこそ、どさくさ紛れのリークを許したんだろう。
そして同胞たちにも呆れる。つくづくアホだと思う。任命拒否問題が問われているのは学術会議の在り方云々の話じゃないだろうに、知らないんなら知らないで「分からない」と正直に答えろと言いたい。

まぁ、どっちにしたって、政府の方針・政策への反対は許されないって言う姿勢は、第二次大戦中の大政翼賛会じゃあるまいし、そんなものが通用するわけがないじゃないのさ。
民主主義国家においては異論こそが重要なのであって、様々な意見というものが寄り集まって議論する中で、より素晴らしい社会が実現していくっていうことだろうに。
まっ、残念ながらその機能はアベなんちゃらの7年8か月の間に破壊されちまったけどね。
しかし、大政翼賛会が日本を滅亡の淵にまで追い込んだのだという事実は忘れちゃいけない。
アベなんちゃらも、その路線を引き継いだガースも、そういう歴史に学ばなきゃならないはずだが、やっていることに後ろめたさがあるせいか、堂々とした反対意見にビクビクしてるってことだろうな。
そもそも憲法も国民世論も何もかも無視して自分達だけの理屈で物事を強引に進めようとするからほころびや歪みが出るんであって、憲法にのっとり国民の意見をよく聞いたうえで物事を進めて行きさえしている分には何も恐れることはないんだけどね。


鎌倉の紅葉のピークは例年だと12月初旬 ただ、黄葉はやや早めに始まる
このケヤキ並木もだいぶ色づいてきていた 
わが家の黄色く色づいたカツラの葉は既に半分以上が散ってしまっている

ボクは新緑の方が好きだけどね


陽の当たり具合で落ち葉の積もった歩道が金色に光る

車の通りが少ないので、降り積もった落ち葉の上を歩く時のカサコソ音が良く聞こえる ♪



おいおい、どうしちゃったのサ
ケヤキ並木からほんの50mしか離れていない場所ではこんな光景が…

ヒマワリにマリーゴールド もう11月だぜ! こちらではまだだが、東京じゃぁ木枯らし1号が吹いたって言うのに…
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