一点の曇りもなく良く晴れた空にそびえたつ富士山。
その富士山の姿はちっとも優雅ではない。
イメージは頭の先からすっぽりと純白の衣をまとって姿勢よく座る姿だが…
姿勢は悪くない。そして暮れの内は裸も同然だった山体は元旦になると衣を身につけてはいた。
でもその衣は朝日を浴びて光り輝く純白ではない。
喉のいがらっぽさをうっとおしいと思う気持ちと同じで、すっきりしないことこの上ない。
雪が少ないから陰翳が生じてしまっているのだろうか。
それにしても…
昨日の元旦、姫と妹君からテレビ電話がかかってきた。
毎年わが家で正月を過ごすのだが、今年はとんだ邪魔が入ったおかげで行き来を自粛したまま。久しぶりに近況を知らせてくれた。
6年生の姫は学級委員としてクラスのためにあれこれ力を注ぎ、市の陸上記録会の参加メンバーにも選ばれ、連日放課後に特訓を受けていたにもかかわらず勉強の成績が伸びたことを先生に褒められたと報告してきた。
何よりじゃないの。
老いさらばえつつあるジジイはそういう話を聞くと嬉しくてたまらない ♪
直接会ってそういう話は聞きたいが贅沢は言えない。
大晦日の紅白でNiziUを始めて見たと言ったら「見た見たっ。カッコいいよねぇ~」と興奮気味だった。
姫は4月には中学生だものなぁ…成長速すぎ!
妹君は幼稚園の年中さんとして友達や年下の子の面倒をよく見ると、これまた褒められたんだそうな。
電話がかかってくる前には携帯にビデオを送ってきて、たどたどしい言葉遣いで「あけましておめでとう」という年始の挨拶も受けていた。
午前中、近くに住む今年小学校に上がる若の一家がやってきたが家には上がらず、一緒に近くの神社に初もうでに出かけ、それだけで別れた。
父親が今日から仕事なので代わりにサッカーの練習を付き合ってほしいと言われた。
よしっ、今日は近所の公園で星飛雄馬の父親の一徹になってやるか ♪
ウッソ ピョ~ン。優しく教えてあげるよ。心配するな。
ったく、コロ公め。
左手に箱根連山、右手に丹沢山塊を従えているのはいつも通りだが…(見出し写真を含め、鎌倉山から)
This is Mt.Fuji 去年の正月はこういう風に見えたのさ
それが今年は…
場所を変えてみたところで変わるわけもなく…