何時も涼しい海風が吹く海辺の街も、午後には熱中症厳重注意の猛暑日になるという。
「あぁ～、そうですか」と大して気にも留めず、暑かったら無理しないで体力に合わせて自転車を漕げばいいだけじゃん…と午前8時半に家を出る。
今時のジジイは元気なのさ♪
海辺の自転車道は日陰がないが、そんなのは当たり前のことで、その代わり爽やかな海風が常に身体を冷やしてくれて、気分も肉体も暑いというより爽快♪
富士山は生憎見えなかったが、小笠原の南の台風7号の余波が直接押し寄せているせいか、波がそこそこに豪快で、その波音とともに、祭囃子のように景気づけられている気分である。
相模川に到達し、今度は堤防の上のサイクリングコースを遡ったが、川もまた風の通り道で、しかも南風だから楽チンの追い風♪
♫追手に帆掛けてシュラシュッシュシュッ…ってなもんで体力温存に一役。
田園地帯に出れば田んぼを渡って来る風の心地よさはイネと水の匂いも相まって、＂う～ん、マンダム＂のように爽やかぁ～で、背中に当たる灼熱の太陽のジリジリする暑さは感じても、気分がさわやかだからプラスマイナスは「さわやかさ」の方にプラス５点♪
それもそのはず、家に帰って波打ち際から200mくらいのところにある辻堂のアメダスを調べたら、走り始めの9:00で31.1℃になり、10:00には31.8℃まで上がっていたが、結局この日の最高気温はもう家に着いていた14:00に記録した31.9℃で、猛暑日の35℃にははるかに届かなかったのである。
海風効果ってすごいや♪
そうそう、帰って山の神に聞いたのだが、わが家周辺は土砂降りの雨に見舞われたとか。
確かに寒川神社付近で黒雲に覆われそうになったが、何故か雲は薄くなり一滴も落ちてこなかった。
シャワーは家に帰ってからでいいものね♪
9:04に片瀬西浜到着
この時間にはまだ海水浴客もまばら
いつもなら右端辺りに富士山が姿を現すのだが
いい波が立っていたが、こういう波に挑むサーファーは数えるほど
相模川左岸河口に到着
ドカァ～ンという大きな音とともに波しぶきが高々と上がる
国道134号の相模大橋を渡って右岸側へ
普段はほとんど寄らない右岸河口はこんな感じ
右岸河口から江ノ島を遠望する
右岸河口に作られた玉三郎漁港
この日は漁船の姿が１隻だけだった
（玉三郎は漁港に居ついた猫の名前で、学生ボランティアが漁港の名前にもしてしまったらしい）
さて、右岸護岸から上流へ
相模大橋をくぐるとすぐに川岸に掘り込まれた須賀漁港が現れる
堤防は漁港の周囲を取り囲んでいるので、堤防道路は漁港に沿って大きく迂回させられる
東海道線の鉄橋と国道1号馬入橋を超えるとすぐの河原にサッカーJ1の湘南ベルマーレの練習場がある
8月5日の広島戦に1－0で勝って4月6日ぶりの勝利を挙げた後だけに、紅白戦にも熱がこもっているように見えた
この日、幹線道路は混んでいて、特に相模川を渡る橋は最下流の湘南大橋を除いて軒並み下り線が渋滞していた
お盆休みの遊び車が増えているんだろうか＝河口から3つ目の湘南銀河大橋
足元の堤防にはアカツメクサが群落を成して咲いている
河口から4つ目の神川橋の下り線もまた然り
海辺から眺めるのと違って丹沢山塊が近い ピラミッドのような三角形の山が大山
寒川神社参道に差し掛かる 日除けのない所を走ってきただけに、木陰が長く続く道はホッとする♪
寒川神社参道に差し掛かる 日除けのない所を走ってきただけに、木陰が長く続く道はホッとする♪
会釈だけして神社は素通り
茅ケ崎、藤沢両市の北部にまたがって広がる緑色が目に染みる田園地帯に出る
どこまでも続く緑色…目に心地よい♪
イネに花が咲いている
もうびっしりと♪
早生種だろうか、もう頭を垂れ始めているイネもあった
実るほど頭を…
藤沢の市街地に近いところまでやって来ると、こちらの田んぼは実りの時期を迎えているようで、鳥脅しの小道具が空を舞っていた
最初に通った広い田園地帯の方では鳥脅しの「ドカァ～ン」という大音響が鳴り響いていた
かくして季節は緩やかに進み、地球は正常に回転を続けているようですな
