どうも寝違えたらしく、首と肩のあたりが痛む。
おまけに早朝のまだ真っ暗な中を起き出してパソコンの前に座ると身体が感じる寒さはひとしおで、思わず首や体を縮こめたりするからだろう、痛んだ首が余計に痛む。
今のところ日常生活に差し支えるほどのこともないし、昨日は普段滅多に足を向けない北の森を1万1千歩あまり歩いたことも多少影響したのか、午後10時に寝て午前4時まで一度も目が覚めることも無く、ぐっすり眠れた。
今夏の暑さで夜中に何度か寝苦しくて目が覚めたのが嘘のようだ。
春先の布団の中のぬくもりが心地良くて床を離れ難くするのに似て、今の時期もまた布団のぬくもりが心地いい。
昨日歩いた森の中で、ボクの目からうろこが一つ剥がれて落ちた。
まるで枯れ葉が一枚、音もなくハラリと枝を離れるように…
四方の小高い丘の連なりが裾を広げる盆地のような平らな場所を歩いていくと、まだ十分に緑色を残している草むらの中に青色や紫色がこぼれているのに目を惹かれた
ボクは緑色の草の中にこぼれている青とか紫と言った青色系統の色、つまりそういう色を持つ野の花が好きである
それにしても随分たくさん咲いているなぁと近寄って花の種類を確かめようとしたが、この花の名前にぴたりと符合する名前はボクの引き出しの中にはなかったのだ はて…?
茎に小さな花が寄り集まって咲いていて、一つ一つの花の大きさは5、6mm~1cmくらい
一つ一つの花は小さいけれど、造作はそれなりに凝っていて一丁前の感じがする
家に帰ってネットで調べてみると、どうも「ヤマハッカ」という種類で、北海道から九州までどこでも見られるありふれた花 !? だという
そんな馬鹿な…という思いである
1枚目のまとまって咲いているようなところはボクの好み中の好みじゃないか
近所の公園にも山裾に沿って曲がりくねって伸びる未舗装の小路脇の草むらにだってこんなきれいな花が咲いているのは見たことがないぞ
どこがありふれてるんだ
齢うん十歳のジジイになって初めて知ったよヤマハッカ ♪
それにしても知らないことばかりだ…
ノコンギクの色合いもきれいに出ていた ♪
リンドウも咲いていた 竜胆と書いてリュウタンと読ませる 中国で熊胆(くまのい)よりも苦いため龍の胆と名付けられたという
別名イヤミグサで‶嫌み草〟かと思ったら‶胃病み草〟だそうな 胃薬として利用されてきた薬草の面目十分といったところ
源氏の家紋が笹竜胆で、鎌倉市の市章もこのリンドウを使っている 市の花
トイレ棟の壁で12、3cmはあろうかという大カマキリが日向ぼっこをしていた
ほんのり秋色 鎌倉の紅葉のピークは12月初旬だから紅葉はまだまだだけど…
やっぱり秋色…