昨日に続いて高座渋谷の花の寺・曹洞宗の常泉寺。
山号を清流山と名付ける。
枯れることなく湧き出る泉の水が、清らか流れとなってほとばしり出るところ…
30年ぶりの訪問である♪

まずは参道
30年前、参道の両脇に植えられたミツマタがトンネルをつくり、参拝に来た人々を驚かせたものだった
しかし、その見事な大株は夏の猛暑続きに耐えきれず、枯れ死してしまったという
いま参道沿いに植えられているのは、植え直した後輩たちだそう
ミツマタの背後には、これまた名物になっているハナモモの「照手姫」が植えられていて、こちらは健在で、ソメイヨシノ咲いた後ぐらいから咲き出すはず
ハナモモが咲き始めると、この景色はがらりと華やいだものとなる

いよいよ山門をくぐる

山門をくぐってまず目に入るのがおびただしい数の石仏

30年前はなかった光景にびっくりする
全国的にも珍しい、ひとりの彫刻家が刻んだ五百羅漢で、34年かけて2022年4月に完成させたということだった
ということは、30年前にはすでに十数体か数十体の羅漢さんがいたことになる(覚えてないなぁ…)

河童があちこちに住み着いていたのは、なんとなく覚えている

なにしろ寺の名前が清らかな水が沸き出る清流山常泉寺だから河童天国に違いない

左手前の河童嬢はちゃっかり石仏と仲良くなってうっとりと寄り添っていた♪

独特の樹形を見せるエンジュと本堂

こういうオブジェ風の石仏は無数に存在した

子の細道を進むと照手姫のすぐ間近に出られる

河童の七福神

一木の道沿いにあった大きな「福狸」

これも一木の道沿いにあった「句づくり河童」

こういう河童も

この寺にはなんだってあるのだ♪

宗祖道元禅師の像とオカメザクラ

ヨウコウザクラ(陽光桜)が満開だった

これもヨウコウザクラ

これも… 境内にはこのサクラが多く、今がちょうど花盛りだった

樹齢650年と推定されるゴヨウマツ(五葉松)

貴重な品種の鉢植えも所狭しと並んでいて…

足元に目を転じればヒメリュウキンカなどの小花が咲いている
もう少しすればカタクリも咲き出すそうである

松はみな枝たれて南無観世音
山門わきには山頭火の句を刻んだ碑まで建っていた
拝観料を収めた時、応対に出てきた住職から「ゆっくり御覧になってください」と言われた
その通り、ゆっくり見物させてもらったが、様々なものがぎっしり詰まっていて、いちいち「へぇ~」「ほぉ~」を感じてしまう当方は、正直言って疲れた
この寺の楽しみ方は見たいものと見なくていいものをはっきり分け、見たいものだけ見て楽しんだら、欲張らないで帰ってくることだろう
しかし、花の寺と呼ばれるだけのことはあり、30年の空白を埋めるつもりでちょくちょく寄ってみようという気になった
往復40㎞弱、パトロールには物足りなさも残るけど、まぁ手ごろな距離じゃないの♪