北鎌倉の浄智寺はボクの好きな寺の一つ。
鎌倉五山の第4位にして臨済宗円覚寺派の禅寺である。
宋風の建物が残っているほか、茅葺屋根が点在していてひなびた山里の風情も漂う。
花の寺としても知られていて、ウメはもちろんのこと様々な花と出会えた。
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書院の庭に咲くウメ
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苔が一面に覆う庭にはこんな洋花が
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イヌサフラン ?
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こちらはフクジュソウ
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奥はクリスマスローズ
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オッ ! こっちにも… 地際の何とにぎやかな庭であることよ
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鎌倉七福神の一つ 布袋尊
福徳円満の御利益があり、お腹を撫でると元気がもらえるといわれているそうな
お陰でお腹は石なのにつるつる
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頭髪がないくせに赤いかんざしを乗せたりして…
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茶室の茅葺屋根にサクラがかかる
近くの県立フラワーセンターでソメイヨシノの早咲きのもの中から選ばれて育成された「玉縄桜」か、河津ザクラだろうと思われる
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ジッと前方を見ていたので口笛を吹いたらこちらに顔を向け、睨まれた
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本堂の「曇華殿」(どんげでん)の名は三千年に一度だけ咲く伝説の優曇華(うどんげ)の花に由来するとか
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曇華殿の脇ではしだれウメが盛りを迎えようとしている
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鐘楼門
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これぞ宋風という佇まい
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書院の屋根を鐘楼門側から眺める
余談だけれど、ここは円覚寺の横田南嶺管長の2代前の管長である朝比奈宗源老師の寺。息子はTBSで「兼高かおる世界の旅」のプロデューサーを長年担当した後、50代半ばになって得度して円覚寺僧堂に入り、若い雲水たちに混じって厳しい修行を経て住職になった変わり種。
現在の住職・朝比奈恵温和尚は宗源老師の孫で、2年ほど前まで円覚寺派の教学部長を務めるなどしてわれわれの前にもよく顔を見せていた。月に1度は坐禅指導もしてくれ、捌けた印象の坊さん。自ら口にしたところでは幼少期はキリスト教の教会の聖歌隊に属し、大学生くらいまではバンドを組んでジャカジャカやっていたらしい。
自ら腕を振るった特別カレーを振る舞ったり、なかなかユニークな和尚で、奥の洞穴に鎮座している布袋さんに体形も含めて良く似ているところは、禅寺の坊主のイメージからはかけ離れているともいえる。
余計なことですが…