しばらくぶりにパトロールに出てみると、これまた久しぶりに顔をのぞかせた富士山に雪がほとんどない。
もうすぐ夏至だしな…と思いつつ、冬のように頻繁というわけにはいかないが、これから時々姿を見せる富士山は見慣れた「白」ではなく、「青」だなと思う。
青い空、青い海を従えて、にょっきりと姿を現す青い山…♪
いつもの片瀬西浜からパトロール開始
晴れてはいるのだが、特に梅雨入りしている西の方角、つまり駿河の国方面の空は薄ぼんやり…
そのせいで、富士山は見えてはいるのだが、よくよく目を凝らして見ないと像を結ばない
写した写真を拡大してみるとこんな具合…
線状降水帯の端っこに入ったような激しい雨と強風の影響で、走れるのか?と思ってやって来た湘南海岸自転車道
強風が吹くより先に雨が降り続いたおかげで、濡れた砂は飛ばされにくかったと思うが、それでも自転車道を薄く覆いつくすほどに砂が堆積していた
しかも、たっぷり水分を含んだ砂はある程度固まっていて、無理すれば砂の上を走れる状態だった
この辺りは竹製の防砂柵が壊れたままなので、影響はモロに来る
防砂柵が整ったところは柵が飛砂を防ぐので、自転車道への影響はほとんどない
こうでなくちゃ♪
東北の友人が鹿児島の友人に向かって冬場の除雪作業のわずらわしさをボヤくと、「雪は春になれば解けて消えてしまうじゃないか。火山灰は春になったってそうはいかないんだから…」と言い返された話を思い出す
富士の雪は消えても…
相模川の河口に近づくと川が押し流してきた濁流で海がはるか沖まで変色している光景が目に入る
湘南大橋を渡って右岸へ渡る 眼下の相模川はまだ茶色く濁ったまま
湘南大橋の上から湘南平越しに見る富士山 駿河の国は梅雨最中でござりまする…
右岸堤防のベンチで休憩していると、目の前を先生2人に引率されたリュックを背負った小学校低学年の児童11人が通りすぎる
口々に「暑ぅ~い」と、如何にもけだるそうな様子である おいっ元気出せよ!
湘南大橋の電光掲示板によれば午前11時過ぎの気温は27℃
大したことないじゃん、と思うし、堤防の上には北北東の風が4mくらい吹いていたから陽射しさえ避ければどおってことないはずだが…
右岸堤防を北上する 風は完全な向かい風
「明日に向かって」なら元気いっぱい漕ぐが、北風に向かってなんて…
しばらく走ると使い古しの自転車の山があった
コンテナが横付けされていたので、どこかに運ぶつもりのようだ
中古自転車が役に立つところが、この地球のどこかにあるということのようである
しばらく風に逆らって走り、寒川取水堰までくる
神川橋を渡りながら見ると、珍しくしぶきを上げながら水が堰を潜り抜けて行っている
この神川橋を渡って来た 見える山並みは丹沢山塊
更に漕いでいくと寒川神社の大鳥居が見えて来る(左奥の山は大山)
神社には寄らず水田地帯へ直行
♪ミズホォ~ノクニノォ~
去年農家の人に聞いたら、学校給食用のサガミナントカと言う品種だそうで、「これ以外のコメは農協が買ってくれない」と言っていた
市販されないコメってことらしい 食べたことないし…
田植え機の具合が芳しくないらしい…援軍が来たようだが…
こちらの田植えもそろそろか
すぐ隣はごらんのとおり
水と早苗の匂いが風に乗って…♪
一つ山を越えて市心部に近づいたところの田んぼでも…