数日前からこの日だということは意識していた。
それで2日前の5日の夕方にも、ジャストじゃないけどその雰囲気はどんなものかと下調べに出かけてもいたのだ。
その日は久しぶりに早朝のパトロールに出た日で、朝日を受けて赤く染まる赤富士がとてもきれいに見えたので、もしかしたら日没もと期待してのことだった。
しかし、残念ながら富士山の周囲にだけ雲が広がって、お目当ての現象は見ることが叶わなかった。
そう、富士山の頂に太陽が沈むダイヤモンド富士♪
湘南の片瀬海岸や鎌倉の稲村ケ崎では7日がちょうどその日に当たっていたのだ。
人生初のダイヤモンド富士見物。
昨日は山の神も付き合うというので、一緒に片瀬西浜までぶらぶら出かけたのだった。
17:30 片瀬西浜到着
浜辺には大勢の人が待ち構えていて、海に入ってカメラを構えるなど、気合の入った人も
「僕らもダイヤモンド婚まで仲良くしたいよね」とカップルは2人の将来を夢見つつ…
新聞にこの日のことが出た影響もあってのことだろう、海の家の解体作業が進む浜辺はびっくりするほどの人出
17:33 しかし、肝心の富士山の姿はモヤの奥にいるはずだが隠れて見えない
望みは富士山の背後に入り日が回り込むことで、山のシルエットが浮かび上がってくれること…
17:40 山の神が「私にはなんとなくシルエットが浮かんで見えるわ」と神がかったようなことを口にする
17:42 んっ⁉ ボクの目にも左側の稜線が見えてきたっ!
17:43 おっ、富士山のてっぺん辺りに沈んでいくじゃないかっ♪
17:43 間違いないっ、太陽の下3分の1が富士山のてっぺんに沈んでるじゃん♪
17:43 あれよあれよと太陽は半分隠れ、富士山のてっぺんらしきシルエットまで見えている♪
よくよく見ればこの時、右側の稜線の一部もかすかに浮かび上がり…
これぞ2024年9月7日の湘南・片瀬西浜のダイヤモンド富士♪ ……チャンチャン
17:45 ショーは終わりました
浜辺に出かけてきた人々の間からは落胆とも安堵ともとれるビミョーなため息が聞こえてきそう
ダイヤモンド富士を撮るヘーホーロク(山の神撮影)
山の神撮影のダイヤモンド富士(山の神撮影の写真がヘーホーロクに登場するのは本邦初であります)
まぁ、結論から言えば、もう少しクリアカットに見えてほしかった。
しかし、こういう自然現象は人知の及ばぬところで、人の手ではどうすることもできない。
あるがままを受け入れるしかないわけで、逆に言えば"こういう微妙なダイヤモンド富士も貴重だべ"と強がりを言うヘーホーロクなのでありました♪
なにより、楽しめたのがよかった♪