前日「36.3℃ ‼ 」という信じられない気温を記録したわが海辺の地域。
昨日は一転して、晴れてはいたものの最高気温は14:00の31.4℃。
それも2時台と3時台に30℃に達したほかは、すべての時間帯で30℃に届かず、あの36.3℃は何だったのか…というくらい海風が心地よく感じる日になった。
自転車道を覆う砂の塩梅はどうかと、久しぶりに波打ち際の湘南海岸自転車道へ行ってみる。
すると感心なことに、コース上の堆砂は一部区間を除いて大部分が除去されていて自転車走行にほとんど影響はなく、これは少し意外な感じがした。
4,5年前までは砂に埋もれたままの自転車道が3か月も4か月も放置され、一向に除砂作業の手が入らないことに「行政は何やってんだ!」と地元の不満が高まったことがあった。
そのデンで行けば、こういうスピーディーな対応は歓迎で、できれば大風が吹いた翌日には自動的にブルドーザーが出動できるよう備えてくれればいうことなしである。
3連休が過ぎ去り、海辺には静けさが戻ってきていた。
ボクが走ったのは30℃に届かない午前中だったが、多くの人が仕事に戻った海辺はやはり人の気配が希薄で、言ってみれば一人占め状態♪
波も無かったのでサーファーの姿もほとんどない。
浜辺に寝転んで休憩していると「そうだ、海 入ろう」と言う気になった。
俗にいう海水浴と言うことになる。
丸1年ぶり♪
履いてきた短パンは速乾性のインナー付きだから海に入っても何ら支障はないし、海から上がればすぐに乾く。
そもそもカイスイヨクってのはオランダ人医師から西洋医学を学んだ松本順という人物が「病気を治すために海水に入る」という療法を行ったのだきっかけで、初代陸軍軍医総監まで務めた松本には「海水浴法概説」なる著作もあるとか。
その最初に海水浴場に選ばれたのが大磯の海だったというのは、神奈川県民にはよく知られた話である。
明治18年のことで、そのことがきっかけとなり、大磯には伊藤博文や山形有朋など明治の元勲ら政治家や実業界の大物たちが次々と別荘を構える一大避暑地へとつながっていく。
それに遡る何年か前、最初の療法の海岸に選ばれたのが横浜市金沢区富岡の海だったというのを、現地の碑文で読んだ記憶がある。
双方ともに"海水浴事始め"に浅からぬ因縁の地と言うことになる。
…と、まぁこんな具合で、ボクも長年酷使してきた体を海水に浸って癒すべく、海に入ったのでござります。
もちろん即効性などは望むべくもないけれど、気分は上々。
もうそれだけで身も心も軽くなったようでございました♪
あれで水平線の彼方に雄大な入道雲が並んでいたりすれば、言うこと無しだったんだけどなぁ…
今年はまだ一度も、もくもくと沸き上がる入道雲を見ていないんだ。
いざっ♪
スマホを手にしたまま海に入って何枚か撮ったあと、ヘルメットとTシャツ、スマホを砂浜においてお腹の辺りの深さまで海に入ってみた♪
大きな堆砂は除かれていたが、道路表面にはまだ薄っすらと堆砂が残っいた
一部では壊れたり痛んだりした防砂柵の建て替えが進んでいる
この辺りは防砂柵が見えないくらい砂が堆積してしまっている
この界隈は防砂柵が壊れてなくなってしまっていて、除砂作業は唯一、はかどっていなかった
富士山は姿を見せなかった