日中はどこにも出かけず家に籠っていたので、夕方、散歩に出る。
時刻は午後4時半を少し過ぎたくらい。
午前中、自転車でお試しパトロールでも…と思ったが、土日の鎌倉・湘南は車も人もわんさか集まって来るので、病み上がりの身じゃなくても敬遠したくなる。
「毎日が日曜日」なのだから、その利点を生かせる日は週に5日もあるじゃん…と出かけるのを止めにする。
でも外の空気を吸いがてら体を動かしてこようという気になった。
先ず近所の田んぼに行ってみる。
先日植えたばかりだと思っていたか弱そうだった早苗はちょっとの間に随分と成長し、その成長ぶりははっきりと眼で分かるほど。
早苗の成長が早いものだとしても、明らかに田植え時と景色が違っているのに改めて驚く。
住宅街の一角にポツンと残されたわずか5~6枚の田んぼをぐるりと回って池と森の公園に向かいかけたその時、田んぼの中にせり出すように建っている家の敷地の木々からアブラゼミの鳴き声が聞こえてきた。
海に近い片瀬の町中で今年初めてのセミの声を聞いたのが七夕の7日の事だった。
いよいよ我が家周辺でも鳴くようになったか♪
そして池と森の公園の池のほとりで柵に寄りかかりぼんやり景色を眺めていると、澄み切ったなつかしい鳴き声が森の中から響いてきた♪
カナカナカナカナ…カナカナカナカナ…
押しては寄せる波のように起伏とともに聞こえてくる鳴き声こそ待ちに待ったヒグラシの鳴き声に間違いない♪
でも、耳に出来たのは2度だけ。
しかも多分鳴いたのは1匹だけで、時雨にはなっていなかった。
それにしても、カナカナを聞くと夏がやって来たことを実感する♪
その鳴き声は哀愁さえ帯び、聞きようによって心にジィ~ンと染み入るものがあり、泣きたくなるくらい切ないのだがなぜか魅かれるものがある。
暑い日中には鳴かず、涼しい日の出前後と日が傾き涼しい風が吹き始めるころになると鳴き出し、やがて大合唱のセミ時雨となって高くなったり低くなったり、波のようにうねりながらの抑揚を繰り返しながら、しばらく続くのである♪
今朝は小雨が降っていてダメだったけれど、間もなくあの朝の大合唱が耳に届くようになる♪
挿し木2年目の「空蝉」の2番花
4:34の撮影時点では右側の花はまだ咲き切っていない
4:35 それが見る見るうちに開いていく♪
4:36
4:38
7:09 かくして双子の美人姉妹は成長していくのでございます♪
近所の神社のヤマユリ
神社も含めてこの界隈のヤマユリはもう咲き終わったのかと思っていたら、また咲き出している
バラじゃあるまいし、ヤマユリにも2番花ってのがあったっけ?
つぼみをあんなにたくさんつけた新しい株まで…
カンナも盛夏の花
田んぼにいたアオサギにiphoneを向けたら、何を勘違いしたか慌てて飛び立った
低空で飛んで…
着地は隣の田んぼ まだ食事に未練があったのか
あの頼りなげだった早苗がもうこんなに… それにしても短時間で稲の成長は目を見張るものがある