日曜坐禅会が終わって円覚寺の山門を出たのはちょうど午前10時半である。
この時間になると、目の前の北鎌倉駅に到着した横須賀線の電車から降りた観光客がゾロゾロと階段を上って吸い寄せられるように門をくぐっていく。
前夜から強風注意報が出ていて9m~10mの強い西風が吹くということだったが、予報は見事に外れて頬を撫でていく風はそよ風程度の微風である。
満開を迎えているサクラも、これから開き切ろうとするサクラも、強風にあおられたのでは花が傷めつけられ、場合によっては早くも散ってしまいかねないが、その心配は当面なくなった。
予報が外れる場合、悪く外れると腹が立つが、良い方に外れる分には腹も立たない。
そんな嬉しい気分も手伝って、よし、わが家まで尾根伝いにヤマザクラを愛でながら帰ろうと決めた。
わが家までは5.5キロの道のりである。
尾根道はくねっているのでもう少し距離があるかもしれない。
しかも800年余り前に頼朝が要害の地として外敵から身を守るのに最適と見定めて幕府を開いた土地である。
屏風を立てたように連なる周囲の山々は決して高くはないが、いずれも急峻でアップダウンも激しい。
円覚寺山門前から横須賀線の線路沿いに鎌倉駅方面に沿って進み、県道に出たら踏切を渡って浄智寺脇を抜けて進むと尾根道に通じる上り坂が待っている。
ここから葛原ヶ丘を抜け、大仏ハイキングコースを進み、途中から西にそれて大手シンクタンクの研究所跡地を経てボランティアの皆さんが生い茂る竹藪を切り開いた新名所の峯山のヤマザクラを愛でつつ家に帰ろうと思う。
円覚寺を後にしたのは午前10時半
楼門の脇のシダレザクラや山のサクラが花盛りの浄智寺の美しさにびっくりする。サクラの季節に来たのは初めてなのだ
葛原ヶ丘からの眺め。円覚寺から20分
葛原ヶ岡から大仏ハイキングコースに入るとすぐに眺望が開ける
しばらく進んで急階段を降り切ったところに右にそれる細道があり、まっすぐ進めば大仏だが、そこを右折する
尾根道を進むと時々花びらが舞い降りて来る。歓迎してくれているみたい ♪
足元にはこんな光景も。花びらではなく、花ごと散る種類もあるようだ
ただ歩いている分には気が付かなくても、足元を見て上を見ると…
峯山山頂のヤマザクラ
26日のブログで紹介した時に比べるとだいぶ咲いてきたが、満開まではもう一息って感じ
ほんのりピンク色に染まりかけてはいるがまだまだ
左側のサクラはだいぶ咲いているが…
平日歩いても尾根道で人に会うことは滅多にないが、日曜日の花の盛りなのでたくさんの人とすれ違った
浄智寺から葛原ヶ丘までのコースと源氏山に至るコースや大仏に至るコースは手軽なハイキングが楽しめるガイドブックおすすめのコースなので特に人が多かった
25日の月曜日、保育園児たちがお弁当を広げていたところ
実に様々なところにいろいろな種類のヤマザクラが咲いていて楽しませてくれる
この坂を下りきったところのケーキ屋でケーキを3つ買って帰った ♪
花を愛で、寄り道をしながらだったので家に付いたのは零時半、ちょうど2時間だった
それにしても、ゲンゴーゲンゴって、新種の蛙じゃあるまいし、騒ぎ過ぎだ。
今日決まるそうだが、その決まったゲンゴーを発表するのはカンボーチョーカンだと思っていたら、アベなんちゃらまで出てきて一言ノーガキを垂れるんだって。
バッカじゃねぇ~の。オレがオレが丸出しでみっとも無いことおびただしい。
天皇が代わりゃぁゲンゴーが代わるのは当たり前だろ。
自分が名付け親のつもりか? 天皇を自分の人気取りのために利用しようとしているとしか思えないセコさだ。
そもそも天皇をはじめ皇室の政治利用は禁じられてるんじゃなかったっけ…
とことん下劣な野郎だ。
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花咲爺
ひろ
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